そろそろ「大・掃・除」の3文字も脳内をチラつき始める頃でしょうか。
今回は、家の至る所にある金属部分のお手入れのお話を少し、と思っております。
「金属部分」は日常生活を送る中で少しずつ蓄積された汚れや経年劣化により、
くすみ、錆付き、水あか、その他の汚れが付着しやすい部分です。
お掃除を小まめにしていてキレイな状態であったとしても、
その見栄えが印象を左右することもあります。
例えば鏡を磨いたとき、鏡本来の輝きを取り戻すだけで、
その空間までもがパッと明るくなったように感じることはありませんか。
他にもキッチンのシンク、浴室内の鏡などのフレームに使われている金属部分、
手すりやカランなど、ドアノブ、トイレ内の金属部分、
その他、ご家庭によって部位は異なりはするものの、
くすんでいたり、小さなブツブツが付着したような状態になっている金属部分があるのではないでしょうか。
私は、このような部分は全て「ピカール」に頼ってしまいます。
用途別に専用洗剤を準備していたこともありましたが、
思うようにキレイにはならないため、専用洗剤や研磨剤ジプシーをしていたのですが
車を触ることが趣味だという方のお話の中に登場した「ピカール」を試しに使ってからは、
家中の金属の大半をこれ一本で磨いています。
自転車をお持ちの方は、金属部分のブツブツもきれいに落とすことができます。
ピカールは、自動車やバイクの金属パーツを磨くときに使われることが多いようなので、
ホームセンターなどで探す際には、車用品などのコーナーに置いてある場合が多いです。
ピカールの使用に適しているものは、
鉄、真ちゅう、銅、ステンレス、アルミ、錫(すず)、プラスティック類などと言われています。
もちろん、研磨剤ですので特殊な表面加工や塗装を施している金属や、メッキ類、
細かな傷も付けたくないというものには適さないのですが、
私は傷が悪目立ちするような状態になったことがないため、
浴室内の鏡なども年に数回、これで磨きます。
使い方は、
【1】フタを閉めた状態で缶をよく振る。
【2】雑巾や不要になった柔らかいタオルなどに適量をつけて、汚れを取りたい場所をきれいになるまで磨きます。傷などが気になる場合は、目立たない場所で試します。
物干し竿なども、ピカッと磨き上げられますので、どの程度きれいになるのか気になる方は、物干し竿などで汚れの落ち具合やその他を試してみると良いのではないでしょうか。
【3】磨き終えたら、乾いた布でしっかり拭き取るようにして磨いて完成です。私はニオイが気になるので、この後、必要に応じて水洗いをしたり、水拭きと乾拭きを追加したりすることもあります。
【注意点】※ニオイは飛びますが、ピカールには石油が含まれているので石油のニオイがします。使用する際には換気を忘れずに。※手肌が弱い方は、石油成分によってお掃除後に肌が乾燥したり、荒れることがありあすので手袋を着用しておくと良いかと思います。※雑巾やタオルは、不要になったもので充分です。汚れ具合によっては雑巾が真黒になりますので、使い捨てても良いものを使うことをおすすめします。
ステンレス製のシンクをお使いの方は、
ピカールで磨いた後は石油成分を落とすために、普段通りのお掃除をプラスしてみてください。
自分お顔が映り込むくらいピカッと磨き上げられると思います。
使ってみると、家の中のどの部分に使えるのか分かってくるかと思います。
ピカッと輝くべきところが輝いていると、
「それだけで」と言いきるのは少々大げさではありますが、
それでも、「それだけで」普段よりも、その場がパッと清々しい状態に生まれ変わります。
ご自宅の仕様や使われている素材などによって合う、合わないは出てくるかとは思いますが、
金属部分をもっとキレイにしたいという方は、
「ピカール」でのお手入れを試してみてはいかがでしょう。
何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
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