突然ですが、モアイ像ってご存知ですか?
そうそう、あれです、イースター島にある石造です。
ではモヤイ像は?
今回は、そのようなお話を少々。
お時間がありましたら、お好きなお飲み物を片手にお付き合いくださいませ。
先日、知人らとイースター島にあるモアイ像に関してやり取りをしておりました。
「モアイ像」は、チリという国にあるイースター島にある巨大な石造彫刻です。
イースター島の海に面した高台に、海に背を向けるようにして建てられているそうなのですが、
この石造たちは、古の住居跡を囲むようにして立っているのだとか。
きっと何らかの意味を持っていたからこそ、造り続けられてきたのでしょうね。
石造は造られた時代によって様式に変化が見られるのだとか。
肝心な、巨大石造が作られた理由ですが、
神様やご先祖さまたちを祀るために建てられたのではないか。
墓石だったのではないか。
と諸説あるようですが、誰がどのような目的で建てたものなのか。
あれほどまでに巨大な石造をどのような技術のもと建てたのかは未だ解明されておりません。
その、モアイ像の話をしていたはずだったのですが、
ある知人がモヤイ像と言い間違えたことから、
モアイとモヤイって何か違うの?え、違うけれど知らないの?と、
そのような話になったのでございます。
ご存知ない方の為に少しご説明させていただきますと、
モヤイ像は、東京の渋谷駅に在りまして、待ち合わせの目印として使われるなどしております。
2つの人の顔が合わさった胴体のない形状の像なのですが、
これは、東京都の伊豆諸島の中のひとつ、新島(にいじま)から渋谷区に寄贈されたものだいいます。
新島には、石を彫って作られた像があちこちに置いてあり、
この像のことを「モヤイ像」と呼んでいるのだそう。
実はワタクシ、日本各地にモアイ像のレプリカが設置してあることから、
調べもせずに渋谷に在るそれも同じ類のものだと思い込んでいたのです。
しかも、呼び名が全く同じではないのは、ご愛敬。そのようにも思っておりました。
更に懺悔の気持ちを込めて申しますと、
待ち合わせ場所として過去に何度か利用したことがありますが、
正式名称を呼ぶことはなく“像の前”と、雑な扱いをしており、
「モアイだ」「モヤイだ」と言ったことに触れる機会もないまま過ごしておりました。
しかし、今回、モアイ像のやり取りをしている中で、
イースター島のモアイ像と渋谷のモヤイ像は紛らわしい、そのような話題が出たことで
渋谷にあるモヤイ像に関して知る機会があったという流れでございます。
ワタクシ、新島(にいじま)に足を運んだことが無いのですが、
島内には渋谷区に寄贈されたものに似たような石造が点在しているのだそう。
これらは、モアイ像のレプリカではなく、モアイ像をモデルにして作られたもので、
名付けられた「モヤイ」には、新島(にいじま)の方言で「力を合わせる」という意味があるのだとか。
本家本元の石造はその目的を知ることができないままですが、
日本のモヤイ像には素敵なメッセージが込められているのだと知った出来事でした。
ただ、正直なことを申しますと、やはり少々紛らわしい!と思ったりも致します。
モアイの中に紛れ込んだモヤイを探せ!と言われたら、
ワタクシ、探し当てられる自信がありませんもの。
もし、巨大石造を目にする機会がありましたら、
今回のお話をチラリ思い出していたきましたら幸いです。
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