幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

テニスボールでセルフケア。

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夏を健やかに乗り切るためにプロのボディーメンテナンスを受けた。

施術後にサロンで香ばしいお茶をいただいていると、テーブルの隅に置いてあったテニスボールに目が留まった。

その場の雰囲気に馴染んでいるとは言い難い、その鮮やかな黄色に思わず手が伸びた。

そして、久しぶりに触れたテニスボールの感触を確かめるかのように、

ぎゅっ、ぎゅっとボールを握りながら、担当セラピストを待っていた。

握ることに満足した私が、ボールを天井へ向かって放り投げようと、

ゆっくりと肘を引いて弾みをつけたその瞬間、タイミングよくサロンのドアが開き、セラピストが入ってきた。

野球のボールの方が良かったですねと笑顔で言われ、

妙な恥ずかしさの中、後ろに引いた肘をゆっくりと戻して、ボールをテーブルの上に置いた。

でも、どうしてテニスボールがここに?

そう問うと、テニスボールは体中を心地よく解すためのエクササイズアイテムにもってこいなのだとか。

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今回は、その時に伺ったお話を少し、と思っております。

何だか睡眠不足で体がだるい方や、

腰や肩が痛いけれど、いつものことだと思って放置している方、

その日の疲れを翌日も感じてしまう方など、

放っておくと様々な不調の引き金になってしまう症状をテニスボールでほぐしてみませんか。

不調が緩和するだけでなく、単純に血の巡り、リンパの巡りもよくなりますので、

新陳代謝が上がり、小さなハッピーが舞い込みます。

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【用意するもの】

まず、用意するのはテニスボール2個です。

テニスボールがない方や、テニスボールの硬さは痛いという方は、

ある程度の強度や硬さがあるゴム製のボールを使っても良いのだそう。

【注意すること】

巷でもテニスボールを使ったストレッチに関する話題をよく見聞きするのですが、

頚椎ヘルニアや頚椎症から発生している背中の違和感に関しては刺激が強すぎて、

逆効果になる場合もあるということですので、ご自分の体の声を聞くことをお忘れなく。

【テニスボールでストレッチ】

【肩コリ】

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仰向けになって、片方の肩の下(肩甲骨の外側辺り)にテニスボールを置き、そっと体をボールの上に置きます。この状態をキープしたまま、肩の関節をゆっくりと大きく回します。これを両肩行います。両肩をグルグルと回して肩周辺をほぐす方法もありますが、回すだけの時よりも、テニスボールがしっかりと筋肉を刺激しますので、短時間でほぐれます。

その後に余裕があれば、横向きに寝て腕の付け根部分にテニスボールを当て、ボールを転がしますとリンパの流れが良くなるため、肩コリだけでなく腕全体の浮腫みも取れて、腕のラインもスッキリとしてきます。

【腰】

座っていることが多い方や、ヒールが高い靴を履くことが多い方は、腰からお尻辺りに負担がかかっていますので、腰に痛みや違和感を感じることがあるかと思います。この痛みや違和感を緩和させるには、お尻の外側の窪み、お尻のほっぺと呼ばれているところから上へ上がっていき、腰骨から仙骨から骨に沿ってお尻の下へ降りていき、お尻のほっぺへ戻るというラインに沿ってテニスボールを転がします。ラインを確認したら、仰向けになり、お尻の外側の窪み、お尻のほっぺにボールをセットして体を移動させながらほぐしていきます。

張り具合、コリ具合によっては痛い方もいらっしゃるようなので、そのような時には無理にボールを動かさず、ボールで指圧するようなイメージでしばらく、その状態をキープします。慌てずに、ゆっくりと痛気持ちい感覚を掴みながら丁寧に解すことがポイントのようです。

【足】

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1日、自分の体重を支えながら活動した足の裏をほぐすことは、体全体をほぐすことにも繋がります。足の裏の筋肉をほぐすには、壁や手すりなどにつかまりながら、土踏まずの部分にテニスボールが当たるようにボールを踏み、かかとは床に着けたまま、土踏まずをボールで指圧するイメージで刺激します。次は土踏まず全体にボールが行き渡るようなイメージで転がし、足裏をほぐします。

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今回ご紹介したテニスボールを使ったセルフケア例は、ほんの一部ですが、

体の筋肉をあるべき状態に戻すだけでも十分に体の詰まりが解消されると言います。

自宅でのストレッチメニューのお供にテニスボールを迎えて、

体を楽しくほぐしてみてはいかがでしょうか。

同じ効果を狙って行うセルフケアも多種多様です。

自分に合うもの、合わないもの、楽しいと感じられるもの、そうでないものとありますので、

色々とトライしながら、自分に合うものを見つけて下さいませ。

そして、汗をかいていないように見えても、私たちの体は水分を放出しています。

潤いあるぷる肌のためにも、体調のためにも、くれぐれも水分補給をお忘れなく。

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