暑すぎる……と口にして「違う、これじゃない」と思った。
私の体内センサーが「暑いだって?そんな生易しいものじゃないでしょ、これ」と言った気がした。
最近の暑さは「暑い」という言葉の斜め上を行く勢いである。
自分の命を守るための水分補給を。というフレーズを、テレビかラジオだったか、どこからか拾い聞きし、
水を飲まずに頑張ることが美徳だとされてきた時代は、とうの昔に終わっているのだと改めて感じるこの頃だ。
少し前に、私のボディーメンテナンスをしていただいているプロと水分補給の話をしていたのだけれど、
水分補給のタイミングによって、太りにくいカラダにチェンジすることができるという話題が出た。
こちらでも過去に、水分補給のタイミングと健康という視点で触れたことがありますが、
今回は、太りにくいカラダにチェンジするコツという視点からのお話を少し、と思っております。
ここまで暑いと、意識して水分補給をしている方がほとんどだと思いますので、
せっかく水分補給をするのなら、同時に太りにくいカラダへチェンジしていくというのはいかがでしょう。
ご興味ありましたら、涼しい場所から、のんびりお付き合いくださいませ。
【このようなことを感じたことはありますか?】
これだけ暑いと、起きている時も寝ている時も、普段以上にたっぷりと汗をかいているかと思います。
運動をしなくても、たっぷりと汗をかいている実感もあるため、
体がスッキリとしたように感じたり、ダイエットが出来て一石二鳥だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
一方、水分補給はしているけれど、お水の飲み過ぎで体が浮腫んで困る、水太りをして困る、
と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
夏は、痩せやすい、痩せにくいと感じ方も人それぞれですが、
水分の取り方ひとつで、目には見えない脂肪の分解力に違いが表れ、感じ方や体型に表れると言われています。
【夏の体内では何が起こっているのかしら?】
夏だというのに手足が冷えていませんか?
体重が落ちてスリムになるけれど体脂肪率も同じ様に減っていますか?
夏は体重が落ちるけれど、食欲の秋だからかしら?秋になるとすぐ太ってしまう。と感じていませんか?
このような状態に心当たりがある場合、上手に水分を補給できていないのかもしれません。
夏は他のシーズンと比べると汗の量も多いため、体内の水分量も大きく変化します。
これが、体重の増減でもあるのですが、注目する点は、体重ではなく体脂肪率の方なのだそう。
体重は減っているのに体脂肪率に変化が無いという時、
体内では、体内の水分が減ったことによる新陳代謝の低下が起こっています。
新陳代謝が低下しているということは、筋肉が本来の力を発揮できないため、
摂取したカロリーを上手く消費したり分解したりすることができず、痩せられないという仕組みです。
一見、水分と筋肉に大きな繋がりがあるようには思えないのですが、
私たちの筋肉を構成している成分の多くが水分なのだそう。
ですから、体内の水分が不足するということは、筋肉の水分も不足するということ。
筋肉の水分が不足しますと、筋肉は充分に体を発熱させることができず、
カロリーも消費できないため、太ってしまうというわけです。
この状態が季節問わずキープされている体は、体の基本機能の部分の動きが鈍っているので、
運動や食事制限、サプリメントなど、様々な方法で痩せようと試みても、
思うように結果が出ない、感じられないということが多いようです。
痩せにくくなったと感じる原因は、年齢だけではないということです。
体内の水分量と体内で起こることの仕組みはイメージできましたでしょうか。
そして、ご自分の体の状態と照らし合わせて、何かしら感じられることはありましたでしょうか。
今回は、少々長くなりましたので、水分補給のタイミングとコツは、明日の後編にて。
太りにくいカラダにチェンジするための水分補給のポイントのお話ではありますが、
細胞レベルからのチェンジなので、美容と健康を同時に底上げすることに繋がります。
ご興味ありましたら、後編も覘きにいらしてくださいませ。
毎日暑い日が続いておりますが、カラダも気持ちも潤わせてまいりましょ。
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