その女性は、駅のホームで電話をしていた。
淡い色をした夕焼け空を思い出させるような、優しい色をしたストールがお似合いだった。
女性を観察していたという訳ではないのだけれど、視線の先に立っていらしたものだから、
しばらくの間は、視界に溶け込んだように見えていたのだけれど
耳にあてられたスマートフォンに添えられた両の手は、指先までピンと伸びており、その体勢のまま何度かお辞儀を繰り返す姿が印象的だった。
そう言えば、受話器の持ち方、手を添える位置から、本人がどのようなタイプなのか判断することができると聞いたことがある。
今回は、そのようなお話を少し、と思っております。
タイプを断言するには、専門家による専門的な深い知識と洞察力が必要となるため、
今回触れる判断基準は、その人が持っている傾向のひとつであり、その瞬間の心理状況の一部が表れている、という風に見る程度の判断材料です。
しかし、受話器を無意識に手にしたときの自分の心理状態を観察してみると、
自分が気が付いていなかった自分とリンクすることもあるため、今回は、息抜き感覚で楽しんでみませんか。
ご興味ありましたら、ちらりとのぞいて行って下さいませ。
まずは、何も考えずに、
自分が、自宅や仕事場などで電話を取り、受話器を耳にあてるときの仕草を思い浮かべてみて下さい。
この時にチェックするのは“受話器のどの辺りを持っているか”です。
確認が終わりましたら、次は、5つの中からどのタイプに当てはまるかチェックします。
2つ当てはまるようであれば、どちらの要素も含まれていると見てもよいかと思います。
それでは、チェックポイントを確認してみましょう。
Aタイプ:受話器の上部を片手で持っている。
Bタイプ:受話器の真ん中辺りを片手で持っている。
Cタイプ:受話器の下部を片手で持っている。
Dタイプ:受話器を両手で持っている。
Eタイプ:受話器を耳に付けない状態で持っている。
チェックできましたか?
次は、そこに、自分のどのような無意識が表れているのか、のぞいてみましょう。
Aタイプ:受話器の上部を片手で持っている。
物事の細部にまで神経を張り巡らせており、繊細で控えめなタイプの方に多いのだそう。
見た目や周りに与えている印象と異なっている場合は、そのような一面が隠されているのかもしれません。
Bタイプ:受話器の真ん中辺りを片手で持っている。
気分の波が少なく、安定しており、穏やかなタイプの方に多く見られる持ち方なのだそう。
調整役に向いているのかもしれません。
Cタイプ:受話器の下部を片手で持っている。
受話器を持っているときの安定感が高いこともあり、
電話の内容に集中していくにつれ、この持ち方に変わる方も多いのだとか。
目の前のことに集中して頑張る方や行動力がある方に多く見られる持ち方なのだそう。
Dタイプ:受話器を両手で持っている。
この持ち方は、物事を慎重にすすめたり、眺めたり、判断する方に多く、この持ち方をする方は、失敗も少ないという印象を周りに与えている方なのだそう。
Eタイプ:受話器を耳に付けない状態で持っている。
受話器に耳を付けるのが苦手だというキレイ好きな方もいらっしゃいますが、ここでは受話器の持ち方そのものを判断材料にします。
この持ち方が多いという方は、自分に自信を持っている方が多いのだそう。
普段は他の持ち方をしているけれど、時々、このような持ち方になるという場合、
早く電話を終わらせたい、切りたいとう気持ちが表れていることもあるのだとか。
いかがでしょう。
とても大きな枠で捉える視点ですので、全ての持ち方をしているという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そのような時には、電話の相手や内容に照らし合わせて見ると、
その時々の、自分が無意識に感じていることが動きに表れているかもしれません。
全てのタイプを見てみますと、動きは個々でバラバラなのですが、
各々の頑張り方の違いのようなものが透けて見えるようにも思います。
忙しくなってくると、自分とは異なるペースで動く相手にイラっとしてしまうこともあるものですが、
もしかしたら、目指す場所は同じだけれど目指し方、頑張り方が違っているだけなのかもしれません。
忙しいときほど、リラックスする時間を大切にしてくださいませ。
今日も良き日となりますように☆彡
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