レジに並んでいたときのことだ。
次は私の番という所まできたのだけれど、前の方が電子マネーの手続きに手間取っているようで、足止めされてしまった。
私の後ろに並んでいる方々は、レジを軽く覗き込み時間がかかると判断したようで、他のレジへと散っていった。
私も一瞬、その動きにつられそうになったけれど、急がば回れかしらと思い直し、その場で順番を待った。
所々、漏れ聞こえてきた内容から察するに、電子マネーを使いたいけれど本当に個人情報は安全なのか、どう安全なのか、と店員に確認しているようであった。
個人情報やプライバシーの大切さの認知度は随分と上がったけれど、同時に、提供した自分の個人情報やプライバシーが、
何処まで、どのようにして使われているのか、判断し難いのも事実である。
正直なことを言えば私自身は、気を付けてはいるけれど「これは大丈夫だろう」「これは何となく信用し難い」「とりあえず使ってみなくては分からない」といような、曖昧な感覚で使うこともゼロではない。
ただ、覚悟という表現を使うと大袈裟だけれども、「何があっても自己責任」という判断で使っているように思う。
先日、そのような話を知人と交わしていたのだけれど、知人が言うのだ。
最近は、少しずつプライバシーマークを目にする機会も増えてきている、と。
プライバシーマークと聞いて私が思ったのは、分かるような、知っているような、知らないような……という曖昧なものだった。
ショッピングサイトでお買い物をしたりメールを送信するときなどのセキュリティを確保するために、
提供する様々な情報が傍受、妨害、改ざんされることを防ぐ目的で、提供する情報を暗号化するSSL技術というものがあるけれど、
プライバシーマークは、それとは異なるもので「個人情報」を大切に取り扱う企業や団体だと認められた事業者が使うことができるマークなのだそう。
もちろん、このマークが無いからといって個人情報を大切に取り扱っていないということではないのだけれど、
自主的に個人情報の扱い方を第三者にチェックしてもらい、ある基準に達しているという判断が出たというお知らせマークということのようだ。
そのプライバシーマークというのが、このようなマーク。
見たことがあるような、無いような……。
ここでも私の認識は曖昧なものだったのだけれど、
私の知らないところで、このようなチェック機関やセキュリティー確保の技術開発や導入が行われているおかげで、
認識が曖昧であるにも関わらず、安心して生活できているのだなと感じた話題だったように思う。
それでも稀に妙な所からメールが届いたり、電話がかかってきたりすることがあるため、自覚なき自分の不注意に気付かされることもあるのだけれど。
個人情報やプライバシーは、便利なシステムと背中合わせになることも多いため、それらを提供する場面というのは、意外と多いように思います。
提供する際も、空欄は全て埋めなければいけないと無意識に感じてしまうことがありますが、
必須項目と任意項目に分けられている場合もありますので、空欄を全て埋める必要があるのか自分なりに判断する癖があっても良いのかもしれません。
何かしらのヒントやきっかけにしていただけましたら幸いです。
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