サージカルテープが好きだ。
サージカルテープとは、医療現場で包帯やガーゼ、チューブなどを固定する際に使うテープで、用途や体質によって使い分けられているようで、色々な素材のものがある。
ドラッグストアやスーパー、100円ショップなどでも購入することができる、割と身近なアイテムなのだけれど、私はこれを常に素材違いで1、2個常備している。
そして、歯科クリニックや病院といった医療現場へ行くと、そこで使用されているサージカルテープを密かにチェックし、サージカルテープの進化チェックも欠かさない。
過去に幸せのレシピ集内でも、お洋服による“かぶれ”を防ぐための方法や、ブーツのファスナー部分や履き口部分とタイツが擦れ合ってできる毛玉を出来にくくする方法でも登場したサージカルテープですが、
このテープ、まだまだ幅広い用途で使用することができるので、今回はそのようなお話を少し、と思っております。
ご自宅に眠らせているサージカルテープ消費の参考に、便利グッズとしての魅力の発見に、ご興味ありましたら、ちらりとのぞいていって下さいませ。
キッチンや浴室の水回りにある隙間にはゴムのような素材が埋めこまれていますが、ここは、油汚れや洗剤成分、ホコリなどが付着しやすい部分です。
そして厄介なのは、お掃除をしていても、隙あらば根を下ろそうとカビ菌が様子を伺っていること。
それらを防ぐために、このゴム素材部分をお掃除したあとは水分をしっかりと拭き取りサージカルテープを貼っておくと、汚れやカビを防ぐことができます。
サージカルテープをお洋服や肌荒れ防止用に使用する際には、表面がお肌に優しい素材のものを選ぶ方が、しなやかで使い勝手が良いのですが、
こういった水周りに使用するのであれば透明タイプで防水タイプを使用すると、目立たず、耐久性も高く、防カビ対策にもなるのでおすすめです。
テープの幅も非常に細いものもありますので、幅と素材、素材の色を選べば、ゴム部分に何かを張っているような違和感を覚えることもありません。
私は年に2回ほど、水周りにサージカルテープを仕込みます。
1回目は梅雨が来る前です。
ゴムコーキング部分にカビの根ができてしまうと非常に厄介なので、気になる部分にのみサージカルテープを使用し、梅雨明けと共に剥がします。
2回目は、11月から12月辺りに行う大掃除のタイミングです。
少し早めにお掃除をしてしまうと年末ぎりぎりにまた汚れが気になってしまうことがあるので、こちらも気になる部分にサージカルテープを使用しておき、
大晦日も近づく頃にテープを剥がし、キレイな状態で年末年始を迎えます。
サージカルテープには粘着力がありますが、貼りやすく剥がしやすいので、お掃除にも重宝します。
そして、中途半端に残ってしまったサージカルテープは場所も取らないので、ポーチや鞄の中に入れておくと、外出先でスカートやパンツの裾がほつれた際の応急処置にも使用できますし、
プルオーバータイプのブラウス着用時、襟ぐりの見返しに使われている布が、表へ出てきてしまうようなことがあっても、サージカルテープで軽く見頃部分と張り合わせるとストレスフリーで着用することができます。
サージカルテープは、医療用だからこその特性を様々なシーンで応用させることができますので、救急箱の中で使用期限切れを待っているようであれば、是非、第二、第三のお役目を与えてあげて下さいませ。
何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
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