幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

ごちゃ混ぜだって構わない。

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電話番号を伝える場面があった。

ゼロ、キュウ、ゼロと数字を発しながら「0(ゼロ)」だけ英語発音じゃないか、と思った。

遠い日の話なのだけれど、外国人の方に数字の数え方を尋ねられた私は「ゼロ、イチ、ニ、サン、ヨン、ゴ……」と教えたのだけれど、

「ゼロ」だけは一緒なんだねと言われ、言い慣れている「ゼロ」は英語で、日本語では「零(レイ)」と発音するのだったということに気付かされるという出来事があった。

そのようなことを久しぶりに思い出したものだから、それからしばらくの間、テレビCMなどで発せられる電話番号などに耳を傾けていたのだけれど、数字の「0」はゼロと発音されることが多いように感じた。

ただ、アナウンサーが発する「0」は、ゼロではなくレイだったものだから、少し調べてみると、放送局で「0」は「レイ」と発音すると予め統一されているのだと分かった。

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「0」を「ゼロ」と発音することがあまりにも浸透しすぎていて、英語と日本語を混ぜて使っているという認識も、自分が英語と日本語を混ぜて使っている認識も皆無という方がほとんどなのではないだろうか。

自分が電話番号を伝える際に使う「ゼロ」という発音を思い返し、これは、「さっき、チェアーに座ってブックを読もうとしたら……、」などと言っているのと大差ないではないかと思い、笑ってしまった。

「ゼロ」という呼び方が定着した理由には、電話口などで数字を伝える際に、間違いが起きないようにという配慮もあっただろうし、

「レイ」という発音よりも「ゼロ」という発音の方が発しやすいと無意識に感じた人が多かったということもあるだろう。

他にも、企業の電話番号などを覚えてもらう際、時と場合によっては「ゼロ」と発音する方が語呂合わせが良いというようなケースからの定着も考えられる。

様々なきっかけを経て、英語だということを忘れてしまうほどに浸透した「0(ゼロ)」だけれど、スポーツの対戦結果などに使われる勝敗で「ゼロ勝」「ゼロ敗」と言うことは少ない。

このようにゼロとは言わないシーンも残っているところを見ると、私たちは無意識のうちに「ゼロ」と「レイ」を使い分けているのだ。

日本人が持っている言葉の使い分けの感性は不思議で面白いと思う。

そのようなことを改めて思ってから数週間ほどが経過しているのだけれど、

英語と日本語を混ぜた数字の発音を耳にする度に、異なるもの同士をすんなりと受け入れて混ぜ合わせて使いこなす日本人の柔軟性に感心するのである。

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