幸せのレシピ集

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平実檸檬(ひらみれもん)の正体と不老不死の薬の謎。

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今年は美味しい酢橘(すだち)とのご縁が多く、例年以上に酢橘(すだち)を多く食しているように思う。

そして、先日触れた「酢橘ごはん」は密かにマイブームと化している。

酢橘(すだち)のように、強い酸味と香りが特徴的で、フルーツとして食すよりは風味付けとして使われる柑橘類のことを香酸柑橘類と呼ぶ。

酢橘(すだち)の他に、柚子やレモン、カボスやライムなどもこの種類に挙げられる。

これらの香酸柑橘類の旬が始まっていることもあり、フレッシュなものを手に取る機会も多いのだけれど、先日「平実檸檬(ひらみれもん)」という名を目にした。

檸檬にはそのような種類があるのかと思っていると、沖縄のシークワーサーのことをそう呼ぶのだとか。

シークワーサーは沖縄に自生しているミカン科の果実だけれど、このシークワーサーという呼び名は沖縄の方言とのことで、正式な和名が「平実檸檬(ひらみれもん)」。

シークワーサーという呼び名も南国感があり親しみ深くて良いけれど、この平実檸檬(ひらみれもん)という呼び名が妙にクセになり、ここ最近はシークワーサーを目にしては心の中で「平実檸檬(ひらみれもん)」と呼ぶようになった。

シークワーサーの語源は多々目にするのだけれど、平実檸檬の語源には辿り着くことができず。

しかし、私の想像の範疇ではあるのだけれど、ミカン科の果実ということもあり、その形がピンポン玉のように丸いのではなく、ピンポン玉を少し潰したような、平べったくしたような形をしているところから、「平たくてレモンのように酸っぱい果実」という意味で平実檸檬(レモン)なのではないかと想像している。

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昨今、シークワーサー(平実檸檬)に含まれる薬効成分が注目されていると聞く。

美容と健康にいい果汁として既に知られている果実だけれど、その薬効成分は、血糖値の上昇を抑えるため糖尿病の予防や、肝機能障害の改善の手助け、がん予防、肥満改善などに力をかしてくれるのだとか。

そして、この成分を含んでいる柑橘果実はシークワーサー(平実檸檬)やポンカン、橘の実くらいなのだそう。

橘の実は金柑を少し大きくしたようなもので蜜柑の原種ということもあり、古事記や日本書紀に登場する「不老不死の実」と言われているのだけれど、

このシークワーサー(平実檸檬)に含まれる薬効が分かってきた今、とある大学教授は、古事記や日本書記に登場する「不老不死の実」の姿形がシークワーサー(平実檸檬)にも似ていることから、シークワーサー(平実檸檬)に含まれている薬効成分が、不老不死の実の正体なのではないかと想像しているのだとか。

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フルーツとしてそのまま食すことは難しい果実であるにも関わらず、つい人が手を伸ばしてしまう香酸柑橘類には、古くから薬として使われてきた歴史がある。

旬を味わうということには、私たちの想像を超えるような、健やかに過ごすための知恵が含まれているということなのかもしれない。

香酸柑橘類は初冬辺りまで旬が続きます。

機会がありました際には、シークワーサージュースで体内メンテナンスなどいかがでしょうか。

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