幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

イタリアンの視野を広げてみませんか。

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おすすめしていただいたイタリアンレストランのエントランスを潜った。

イタリアンと聞いていたこともあり、私の脳内には、これぞイタリアンといった店構えや内装のイメージが広がっていたのだけれど、店内はイタリアとスペインを混ぜ合わせたような、温かみを感じる空間だった。

手渡されたメニューも、これから美味しそうなスペイン料理が出てくるような気分が見え隠れするようなものが並んでいた。

メニューを選びながらスタッフの方の話を聴くと、南イタリア料理をベースに、南イタリア伝統料理を提供しているとのこと。

それならばと、普段、イタリアンレストランで見かけないものを中心に選ぶことにした。

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イタリア料理は、地域によって随分と雰囲気が異なる印象がある。

これは、イタリアという国が日本のように縦長の地形をしているためで、イタリアと一口に言っても北と南では気候が異なることが理由なのだとか。

そして、私たちがイタリアンの定番として楽しんでいるメニューの多くは、南イタリアの料理だという。

南イタリアの気候はトマトやオリーブを育てるのに適していることに加え、海に囲まれた場所でもあることから魚介類やトマト、オリーブをふんだんに使う傾向にある。

一方の北イタリアは、日本でいうところの北海道のような場所で酪農業が充実しているという。

また、この土地に暮らす人々は、冬の厳しい寒さから体を守るために、カロリーをしっかりと摂取する必要があるため、乳製品をたっぷりと使った濃い味付けのメニューが多い。

更に魚介類よりは、お米やお肉の方が手に入りやすい環境だったこともあり、リゾットやパンチが効いたお肉メニューが充実しているのだ。

イタリアの食文化はこのように地域によって大きく異なるのだけれど、これは、地形や気候の違いだけが理由ではなく、イタリアがかつて、それぞれの地域ごとに独立した国であった背景も大きいという。

イタリアンと言えば、ピザとパスタを頼んで……というメニュー選びを無意識にしてしまうことが多いけれど、最近ではイタリア各地のメニューを取り揃えているイタリアンレストランも多いので、

お嫌いでなければ、食べ慣れたピザとパスタは少し横に置き、北イタリアを旅行するような気分でリゾットやお肉メニューを軸に注文してみるのも、楽しいのではないだろうか。

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そのようなことを、思いながらメニューを選んだこの日はオープンキッチンだったので、プロの技を眺めながらの楽しい食事会となったのだけれど、真似させていただきたいバターの保存方法を発見した。

バターの塊を、多分5ミリ~7ミリサイズのように見えたのだけれど、薄くスライスしたものをクッキングシートを間に入れながら重ね、これを保存容器に入れて冷蔵庫に入れるという保存方法だ。

この方法で保存すると、調理中に毎回カットする手間が省けるだけでなく、お皿に載せてテーブルに出したときに、程よい時間で良い塩梅に柔らかくなるし、型抜きもし易く、何かと重宝するのだ。

とても簡単な方法なのだけれど、思い付きそうで思い付くことができなかった方法だったものだから、こっそりと持ち帰らせていただいた。

バターを常備していて、ご自分の保存方法を模索中の方は、こちらもお試ししてみてはいかがでしょうか。

今日も、気持ちが“るんっ♪”と弾む瞬間を楽しむことができますように☆彡

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