幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

薬は心強いアイテムではあるけれど、魔法アイテムではない。

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年に1度、多くて2度ほどだろうか、薬箱の中を整理する。

作業そのものは簡単なもので時間もかからないのだけれど、頻繁に覗き込む薬箱ではないことが原因なのか、何となく面倒だと感じる作業である。

この日は、滅多に開ける機会がない絆創膏や包帯、湿布などを保管している箱を開けてみた。

すると、いつ処方していただいたものなのか忘れてしまっている湿布薬が紛れていた。

使用期限は辛うじて残ってはいたけれど、私は湿布薬を処分することにした。

「処方していただいた薬だから、市販品よりも効きが良い。だから、使用期限内は残しておけばいい。」

そう考えていたこともあったのだけれど、薬というものには大なり小なり副作用というものがある。そして、どのような薬であっても、個々のその時々の症状に合わせて処方していただいたものである。

用法、用量を守って正しく使わなくてはいけないと分かりつつも、聞いたはずの注意事項を忘れてしまったり、それらが書かれている用紙を無くしたりということもある中で、つい、自己判断で誤った使い方をしてしまい大変なことになる方もいらっしゃるという。

その内容の詳細はお伝えし難いものなので、今回は触れずにいようと思うのだけれど、私は幾つかの実例を耳にしたことをきっかけに、不要な薬は速やかに処分するようになった。

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数年前だったと思うのだけれど、過去に処方していただいた湿布薬を別の機会に自己判断で使用し、副作用に悩まされることになった方の話題が取り挙げられていたことがあった。

たかが湿布と思ってしまいがちだけれど、湿布によって体内に取り込んだ薬は数週間ほど体内に残る場合がある。

そして、湿布薬にも副作用があるため取り扱い方や、使用上の注意があるのだけれど、そこを見落として使用したことによって、皮膚がただれたり、腫れたり、色素沈着を起こしたり、アレルギー体質になってしまうこともある。

薬は使わないに越したことはないけれど、どうしても使わなくてはいけないときもあるから、そのような時には、見慣れた薬であっても、処方され慣れている薬であっても、注意を必要とするものを扱っていることを忘れないようにしなくては、と思う。

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日本の薬事情は海外とは異なり、薬を気軽に購入することができるため、薬に対しての認識が甘いと耳にすることがある。

良く言えば薬を扱い慣れているとも言えるし、自分の体の状態をある程度把握することに長けているとも言えるため、良し悪しの話ではないのだけれど、クリニックの医師に処方していただいた薬を、市販薬を同じように扱ってしまうこともあるように思う。

だから今回は、処方薬にしても市販薬にしても、用法、用量を確認するだけでなく副作用は?と確認する癖をつけておくことや、自分と同じ症状のように思えたとしても、薬は絶対に共有しない、それが家族であっても。ということを改めて認識する機会にしていただければ幸いです。

そして出来る限り、お薬の力を借りずに健やかでいられるように、自分の一番の相棒である体を大切にできる日々を重ねたいものです。

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