ベッドに潜り込んでからの記憶が無いまま随分と早く目が覚めた。 目覚めたときに感じる部屋の空気が日に日に柔らかくなっているからか、 気合いを入れなくてもベッドから抜け出せるようになってきたように思う。 太陽が顔を出す前の、夜でも朝でもない、あわ…
日が少しずつ長くなり、見慣れた風景の中にも色が増え始め、 空の青にも陽射しにも、ほのかに春の香りが混ざるようになってきた。 通りかかった花屋には、ガラス越しからも確認できるくらい色鮮やかなバラが並んでいた。 そう言えば、随分と前に足を運んだ温…
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