遠方に住む友人から小包が届いた。 箱を開けると、一番上に秋を感じさせるような色合いの封筒が乗せてあった。 いつも丁寧に一筆添えてくれる友人の心遣いに和ませてもらいつつ、封を切った。 その瞬間、ふわりと金木犀の柔らかい香りが私の周りに広がった。…
暑さのピークも過ぎて、秋がちらつき始めた9月半ば頃だった。 ちょっと出遅れた感が拭いきれないトウモロコシが並んでいた。 立派なトウモロコシだったけれど、夏のに味わい尽くしたそれに手を伸ばす人が少ないのか、 一段とリーズナブルなお値段が、夏の終…
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