作業のお供にとリビングで流していた音楽を止めてテレビを点けた。 画面に映し出されたのはご当地の美味しいものを紹介するグルメ番組だった。 その番組内で紹介される品々を聞き広いながら手を動かしていたのだけれど、「濃厚」、「もちもち」といったフレ…
駅へ向かう道すがら、雰囲気の良い店構えの印鑑屋があった。 窓ガラス越しに真っ先に目についたのは、店内の一角を占領していた大きな大きな観音像だ。 その奥に見えたカウンターには、職人と呼ぶに相応しい空気をまとった男性が、印鑑を制作中だったのか俯…
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