2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
レジに並んでいたときのことだ。 次は私の番という所まできたのだけれど、前の方が電子マネーの手続きに手間取っているようで、足止めされてしまった。 私の後ろに並んでいる方々は、レジを軽く覗き込み時間がかかると判断したようで、他のレジへと散ってい…
歩道を歩いていると「カラスに注意」というプレートがあった。 プレートは、とあるマンションのゴミ捨て場の金網に金具で留められていた。 プレートの注意書きに誘われるがままゴミ捨て場を見渡すと、以前は開け放たれていたであろう上部は、緑色をした真新…
冬の気配を少しだけ残したような冷たさの中を、ほのかに温かい風が駆け抜けた。 その風は、温かい部屋で食べる冷たいアイスの美味しさに、少しだけ似ていたように思う。 人はナンダカンダ言って欲張りだから、異なる心地よさを同時に得ているとき、胸の内側…
春をお迎えする桃の節句用に準備した桃の花。 外で目にした時には小ぶりに感じることが多いけれど、室内で目にすると外でのそれとは異なり、花のひとつひとつが大きく感じられるように思う。 そのような異なりを感じるたびに、花が持っている生命力の強さに…
先日利用したカフェの隣テーブルから、「今年のエイプリルフールはこれで決まりだね」と聞こえてきた。 楽しみにしていることが伝わってくるような声色だったものだから、つい口元が緩んでしまった。 自分の“つい”に慌てた私は、緩んでしまった口元に気が付…
先日立ち寄った花屋には、花びらの先端がフリンジ状になったチューリップが多数入荷していた。 とても洒落たチューリップなのだけれど、その日はスタンダードタイプを欲していたため、購入しないまま花屋を後にした。 帰り道、せっかくの機会だったのだから…
レモン果汁を入れた白湯を飲むことを日課にしている。 面倒だとも感じないくらい習慣化してしまうと、体のリアクションが手に取るように感じられて面白い。 レモン白湯を寝起きの体に流し込むと、体がレモン白湯をぐんぐんと吸収していることが分かるのと同…
友人から送られてきた画像には、濃いめのピンク色をした早咲きの桜と青空に映える黄色がエネルギッシュな菜の花が収められていた。 しかも、それらが連なって咲いている様子は、春がグイグイと迫ってくるようなインパクトが画像越しからでも感じられ、うわー…
普段から繁盛している鮮魚店がある。 私は一度も利用したことがないのだけれど、聞くところによるとそのお店は、鮮魚だけではなく店主が店の奥で焼いた焼き魚や、煮つけなどのお惣菜の評判も高いのだそう。 その日もお店の前を通ると、いつものようにお客さ…
歩きすぎたのか、ズキズキと鈍い痛みを足裏に感じながら帰宅していたときの出来事である。 鞄の中には、このような事態に備え、足の痛みを緩和させるアイテムをいくつか忍ばせているのだけれど、自宅は目と鼻の先という距離に達していたため、 その日は、そ…
先日、「可哀想」と「可愛そう」ってどっちが正解?と尋ねられた。 変換機能で両方出てきたため、頭の中で混乱してしまったのだそうだ。 このようなこと、ある、ある、ある。 とは言うものの、自分で簡単に調べることができるこのご時世である。 「自分で調…
子どもの忘れ物だろう。 道端の花壇に、とてもカラフルな色使いの表紙が印象的な『因幡のしろうさぎ』の絵本が立てかけられていた。 表紙上で白うさぎよりも目立っていたのは、物語内で白うさぎを助けた神様界の大御所であり、スーパーヒーローであり、神様…
先日、脳内にもゴミが溜まるという話題に触れる機会があった。 ゴミという表現を使うと、あれやこれやと要らぬ方向へも想像が膨らんでしまうけれど、これをもっと適した言葉で表現するならば、老廃物や毒素とも言い替えられる。 そして、この脳内に溜まる老…
少しずつ暖かくなっていることもあり、その日は少しだけ遠回りをして帰ることにした。 自宅近くの道でありながら普段使うことがない道には、小さくて新しい発見がある。 先日は、お店の中が一切見えない会員制のお好み焼き屋を見つけた。 コンクリートに覆わ…
暖かい日差しと少し冷たい風の塩梅が絶妙で過ごしやすいと感じたその日。 私は、大きな公園内を縦断して目的地へ向かうことにした。 自然に触れる機会が少ない生活を送っていると時折、無性に自然を欲することがあり、体は本当に正直だと思う。 公園内の縦断…
「類は友を呼ぶ」ということわざがありますが、人に限らず、どのようなモノゴトにも通じることわざだと感じることがあります。 私の場合、似たような話題に度々触れたり携わったりしておりますと、不思議とそのジャンルやカテゴリーの話題を見聞きする機会が…