幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

缶詰と“備えることだけではない”という岐路にいることと。

2020年が始まり、気付けば睦月が終わろうとしている。 どこかで、時間の特急電車にでも乗り換えてしまったのだろうかと、不意に浮かんだ妙な妄想を頭の中で泳がせながら、いくつかのニュースに目を通していた。 何となく甘い物を欲し、米麹の甘酒でも少…

色濃くてドラマティックな日々。

急な冷え込みのせいなのか、布団から少し出しておいた足先が体を冷やしてしまったからなのか、珍しく早朝と言える時間に目が覚めた。 ベッドかから抜け出した後は、いつもの癖でリビングのブラインドを勢いよく開けたけれど、そこに広がっていた景色は「夜」…

“チリモン”ゲットならず!

自宅そばのスクランブル交差点の一角には、どこへも渡らない方々が溜まっていることがある。 しかも、彼らが知り合い同士であることは少ないようで、各々が自分のスマートフォンの中を覗き込んでいるのである。 知り合い同士ではないけれど、彼らが同じ目的…

ファイトケミカルで小まめにバランスをとる。

非常時用に備蓄してあるカップ麺が、そろそろ賞味期限を迎えようとしていた。 普段はほとんど口にしないカップ麺なのだけれど、非常時用として置いていたものを日常の中で食べられることは、本当にありがたい。 カップ麺と言えば、健康に良くないという見方…

内助の功か、取締り官か。

そのうち開くであろう時季外れの新年会用にと、日本酒を探し求めに出かけた。 お目当ての品は、この時季に味わうことができる「新酒」や「しぼりたて」と呼ばれるもの。 この表現に正式な決まりはないと言われているので、多種多様な視点による「新酒」や「…

チョコレートとラクダと小さな楽しみと。

あっという間に、バレンタインチョコレートの話題が飛び交う時季である。 話題のメインは誰に贈るかではなく、どこのチョコレートが美味しいか、どのショコラティエのチョコレートが気になるかといったところ。 バレンタインの在り方も、この時季のチョコレ…

当たり前でワンダフル。

パソコンのキーボードを叩く手を止め、体を仰け反らせて天井を見上げた。 知っているはずの天井なのだけれど、こんな柄の壁紙だったかなと度々思う。 自分で選んだものだったならば何となく記憶に残っているのかもしれないけれど、そうではない場合、なんと…

直筆の文字から紐解くうっかり度。

突然ではありますけれど、本日は、普段とは異なるスタイルでお話を始めさせていただきます。 もし、お近くに紙とペンがありましたら『東京都の田中さん』と書き記した後、お付き合いいただければと思います。 書いていただいた文字を、後ほど使わせていただ…

背伸びせずに楽しめるようになったとき、全てが宝に変わってた。

この時季の、ささやかな楽しみのひとつは金柑だ。 存在感を放ち合うフルーツが山積みにされている一角の、更に端の辺りで透明カップに入れられた状態で置かれていることが多いように思う。 駄菓子屋さんに売っていそうな、粒々とした砂糖がまぶしてある大玉…

寒い朝の悪魔の囁きには拍手を。

寒い……寒い……と呟きながらベッドの中で足をバタつかせてみた。 可能な限り自前の体温を上げて心地良く眠りにつこう、という至極アナログな算段である。 しかし、自分の体温が思うように上がらず、この夜はカシミヤの大判ストールを掛け布団の上にふわりと重…

相手への思いがもれる待ち姿。

待ち合わせの場所に、約束の時間よりも早く着いたときのことである。 人が、ひっきりなしに行き交う様子を眺めていると、私同様に待ち合わせをしている人たちが目に留まった。 性別も年齢層もバラバラだったけれど、それぞれの前に一人、また一人、と待ち合…

おててふっくら、おうちピカピカ。

季節を問わず使用しているもののひとつ、ハンドクリームを新調した。 リーズナブルなものからスペシャルなものまで幅広い価格帯のものがあり、香りやテクスチャー、効果、効能と呼ばれるものも様々。 一番の使用目的は、手肌の乾燥を防ぐことなのだけれど、…

“何もない”は“何でもある”。

オーガニック食材を扱っているお店を見つけ、足を踏み入れた。 初めて通る場所ではなかったのだけれど、以前、この場所に何があったのか思い出せぬまま店内を見回った。 私には、何から何までオーガニックで統一するというようなストイックさは無いけれど、…

絵馬掛け場の景色が変わる頃?

今年は参拝客の姿が疎らになった頃、初詣へ。 お正月の雰囲気が残っているか気になったけれど、厳かな雰囲気に混じった、年が明けて間もないそれも十分に感じられ、今年も良き日々を重ねたいと思いながら手水舎で身を清めた。 砂利が敷き詰められた参道を歩…

用途もあれこれドアノッカー。

自宅で洋画を観ていたのだけれど、頭の片隅では、画面に映し出されるドアノッカーに意識が引っ張られていた。 日本ではインターホンで住人に声をかけるシステムが主流だけれど、海外の多くの地域では今でもドアノッカーが取り付けられているお宅が多いように…

グーグルマップと艶やかな梅の花。

先日、グーグルマップのストリートビューを使って、今は亡き大切な方に会うことができたというニュースを目にした。 グーグルマップのストリートビューとは、世界中の至る場所の景色を、360度、どの角度からも見ることができるというグーグルマップに搭載…

弱々しさにも炒めにくさにもワケがある!?

その日の3度目は炊飯器だった。 マグネット式の電気コードが使われている炊飯器、ホットプレート、電気ケトルの電気コードが知らぬ間に外れており、スイッチを押したにも関わらず何も動いていなかったという失態をやらかしたのである。 私の注意力が足りて…

裏路地で、冬の向日葵と濡れタオル。

隠れ家へ向かうような気分にさせられる裏路地を通って目的地へ向かっていると、冬の景色には不釣り合いな向日葵が咲いていた。 きっと、向日葵に似た花だろうと思いながら近づいてみたのだけれど、どこからどう見てもそれは向日葵だった。 夏に咲いていた向…

キッチンで耳の虫、現る。

カロリーを度外視した濃厚なベイクドチーズケーキを口にしたくなった。 それならば焼いてしまおうと思い立ち、調理に取り掛かった。 私が作るそれは、私のフランス語講師だったフランス人女性直伝のレシピである。 とにかく何でも豪快で適当に見えた彼女だっ…

花よりもコーヒーとタバコが好きだという店主から教わった葉牡丹のはなし。

道すがらにあった花壇に葉牡丹がぎゅうぎゅうに敷き詰められていた。 葉牡丹が想像できる以上に成長してしまったのか、このぎゅうぎゅう感を狙って植えられたのか、真意は分からないけれど、信号待ちをしている間、その葉牡丹の密集風景に見入ってしまった。…

断捨離から生まれた空きスペースに舞い込んた思わぬ気付き。

昨年末、断捨離をした。 ここ5、6年の間、一度も使っていない諸々だったけれど、その間に行った引っ越しは3回。 その度に梱包と荷解きを行ってきたことを思い返し、そろそろ手放してもいいのではないだろうかと、重い腰を上げ決行した。 年末の慌ただしい…

大人のたしなみ、升(ます)のあれこれ。

お正月飾りを片付けながら節分飾りを少し出したこの日、昨年の干支飾りである亥(いのしし)への労いも一区切り。 12年も先のことは分からないけれど、この亥(いのしし)を再び取り出すときも、心穏やかに笑顔でいられたらと今年も思いながら、彼らを収納スペ…

地獄の番人は10人でワンチーム。

先日、『帳消しの日と、あの世界の休日と。』のタイトルのもと、閻魔様の縁日の話題に触れたのだけれど、本日が、その「初閻魔(はつえんま)」の日である。 生憎、私のご近所に閻魔様はいらっしゃらないようなので、以前、立ち寄らせていただいたことがある閻…

一息ついてシンプルにかえる。

この時季は、室内に置いている観葉植物に水を与える回数が非常に増える。 暖房の影響もあってか、夏以上に水を欲しているようで、すぐに土の表面が乾きはじめるのだ。 花器になみなみと注いだはずの水も翌朝には水嵩が減っており、思わず、良い飲みっぷりね…

帳消しの日と、あの世界の休日と。

今年もあっという間に過ぎていくような感覚に焦りを覚え、もしや「妖怪いそがし」の仕業では!?と思い、一息つくことにした。 ※「妖怪いそがし」にご興味ありましたら、下記の過去記事『休息することに罪悪感を覚えることがあるアナタ、「妖怪いそがし」に…

メトロファームの景色。

カットした野菜をボウルに入れ終え、両手を使ってワシャワシャと混ぜ合わせた。 このひと手間が、“ただのカット野菜盛り”という見た目を“カラフルサラダ”という見た目に変えることを思うと、小さな何かがキッカケとなって花開くものごとは、想像する以上に多…

塩分を摂りすぎてピンチ!という時には知識を知恵に変えて。

キッチンで岩塩を挽きながら、先日のできごとを思い出した。 スーパーの一角で必要なものをカゴに入れていると、杖を手にしたご婦人に、この中で一番減塩になるお醤油はどれかと尋ねられたときのことである。 ご婦人は体調に不安があるそうで、できるだけ塩…

砂漠の地中に紙オムツ。

気を抜くと、冷凍庫内の一角を保冷剤に占領されてしまうことがある。 それに、保冷剤のサイズは大中小と疎らなものだから、時折、食材に押しやられたままアート作品のような状態で凍っていることもあり、思う以上に場所を取ることもあった。 このような保冷…

三つ指はカジュアルバージョンでございます。

日常が随分と戻ってきたように思うけれど、それでも時折、新年のご挨拶を交わし合うご婦人方を見かける度に、新しい1年は始まったばかりだと初心にかえるこの頃である。 と同時に、ご婦人たちの話の中身までは存じ上げないけれど、お辞儀をする様子を遠目に…

小学生のくろうに触れた冬の日。

先日、知人から新聞記事を撮影したものが送られてきた。 それは、小学生が書いた「小学生のくろう」というタイトルの文章だった。 画像に写っていたのは文章の一部だったけれど、その中には素直な気持ちが丁寧に綴られており、日々を重ねる中で様々なことを…