幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

日常

自分の存在感の薄さと彼らの日常を案じた日。

我が家のベランダには大小様々な鳥が遊びに来る。 特段、鳥に好かれるようなベランダではないと思うのだけれど、彼らは、お喋りの場として、追いかけっこの場、かくれんぼの場、止まり木代わりの休憩場として利用していくのだ。 何処へ引越をしても同じこと…

回さなかったターンテーブル。

バランスボールと戯れながら、どこでも好きなお店で自由に食事をしていいと言われたら、今の私は何処へ行くだろうかと思った。 行きたいところは多々あるけれど、店内環境を選別理由に加えている自分に少し驚いた。 体勢を変えて想像を仕切り直すと、今度は…

新しい関係との程よい距離感。

今年はタオルケットを新調しようと春先から決めていた。 出来るだけワクワクを楽しみたくて、ネットで片っ端から物色した。 色々と眺めているうちにタオルケットではなくガーゼケットなるものに興味が湧き、試してみることにした。 ガーゼケットと一口に言っ…

欲張らない保存の知恵。

大人になると、良くも悪くも器用になりすぎて目の前のことに集中できないことがある。 だから時々、頭の中を空っぽにすることを目的にキッチンに立つ。 その日は、黙々とジャガイモの皮を剥いていたのだけれど、うっかりジャガイモの皮を剥きすぎて、気付け…

女性はややこしい!洋装は和装と逆で和装は洋装と逆である!?

今年は浴衣を着る機会があるだろうか。 そのようなことを思いながら、全ての浴衣を取り出した。 梅雨が明けたら風を浴衣に軽く通して、虫食いに遭っていないか、色褪せた部分はないかなどを確認する恒例作業である。 初夏から夏にかけて纏うものだけれど、柄…

七夕に降る雨は涙。 

毎年この時季になると、七夕飾りの竹が設置されるショッピングモールがあるのだけれど、今年は竹の代わりに、感染症を防ぐため竹や短冊を設置しないことが書かれた貼り紙があった。 この短冊を利用したことは無かったけれど、竹に飾られる短冊が日に日に増え…

遠いあの日のハジメテとリンク。

買い置きをしているグリーティングカードが底をついてしまいそうだったため、慣れているお店へと足を運んだ。 気付けば約4カ月振りの店内で、慣れた場所だというのに、「ハジメテ」を経験するときのようなワクワクと緊張感に包まれた。 数カ所あった入り口…

身体の機能をフリーズさせないために出来ること。

昨年購入した、気持ち小ぶりサイズのポインセチアが二回りほど大きくなった。 夏の陽気を感じてのことだろうか。 ポインセチアらしさと言っても過言ではない赤い葉は、いつの間にか姿を消し、今は深く濃い緑色一色で、見た目はすっかり夏の植物だ。 冬を越せ…

半夏生期間を楽しんでみる。

1年の半分が過ぎたなんて本当だろうかと手帳を捲り直してみたけれど、あれやこれやと書き込んである手帳を前に観念した柊希が本日もお届けいたします。 本日は半夏生(はんげしょう)期間の初日でもありますので、そのようなお話をと思っております。 ご興味…

自然のリズムと呼吸を合わせて本領を発揮。

雨上がり、自宅のベランダから外を眺めていると、少し離れた場所にある花壇で咲く立葵(タチアオイ)が目に留まった。 初めて目にする花の名だと思われた方は上の画像を、もう一度ご覧ください。これが立葵(タチアオイ)です。 立葵(タチアオイ)は、この時季に…

ストロー2本の風景。

コンビニの前を通りかかると親子が水分補給をしていた。 子どもは、父親の脚の間に挟まるような状態で、ペットボトルにさしてあるストローから飲み物を吸い上げていたのだけれど、次の瞬間、1本のストローを父親へ差し出し、もう1本のストローを自分の口に…

相場だって七変化。

外を吹く風と本格的な夏がくる前の日差しが気持ちよくて、アイスティーを入れたグラスを手に外へ出た。 ゴロゴロと入れた氷が水滴をグラスに作るまであっという間で、暑い夏が近づいてきていることを感じた。 この日、1本の連絡が届いた。 気にかけていた案…

ピムスと一緒に、バカンス気分で日光浴。

普段はあまり口にはしない冷たいものを、ここのところは、度々手に取っているように思う。 昨晩も食後のデザートにカップタイプのシャーベットに手を伸ばしたのだけれど、食べ終えるや否や白湯を飲むという、「涼みたいの?温まりたいの?一体どうしたいの!…

畳味と楽しめるエコ。

本当に気に入っているものが傍にあるというのは、いいものである。 最近の私の生活に仲間入りしたのは、新しいエコバッグだ。 これまでは、これならばと思えるようなものに出会えないことにを理由に、間に合わせのようなものを気まぐれで使ってみたり、お店…

私のモチベーションは只今休暇中!?

数カ月ぶりに連絡を取り合った友人たちがいるのだけれど、皆が示し合わせたかのように「最近、モチベーションが上がらない」と言った。 モチベーションを保つということは思う以上に難しく、なかなか上がらないそれと向き合っているときの、八方塞がりのよう…

思いやりと愛がナチュラルに在る日常。

これまでの日常が、ニューバージョンに進化して戻りつつあるこの頃、至る所で目にする「新しい」に関心しきりである。 やってみて分かることは非常に多く、私たちが当たり前だと思ってきたことの多くも、先人たちが今の私たちのように試行錯誤して作り上げた…

遅れ馳せながら、自由に楽しむ和菓子の日。

あ、気付けば6月16日が過ぎてしまっている。 開いた手帳に細々と書き込みながら気が付いた。 さすがに「和菓子の日」までは記されていない私の手帳を眺めながら、来年の手帳レフィルを購入したら6月16日のスペースに「和菓子の日」であることを書き込…

水浴びで輝く福助ご一行様。

プールに飛び込みたくなるような、太陽が燦燦と地上を照らしていたその日、いくつもの福助人形を目にした。 そこは、年季が入った店構えの小料理屋の店先だったのだけれど、柿渋色をした木製のベンチ椅子の上に、大小様々なそれが並べられていた。 よく見る…

ボディメンテナンス数珠繋ぎ。

今年も昼の長さが一年で一番長くなる夏至の日を迎える。 私にとってこの日は、旧友の誕生日でもあり、学生の頃の諸々を思い出す日でもある。 今はお互いに随分と大人になり、それぞれの道を歩んでいるけれど、大人になると本当に「それぞれの道」を歩むのだ…

消えてしまいそうなロゼッタと海を渡ったロゼッタと。

近所にあるパン屋の前を通ると店のシャッターが閉まっていた。 店休日に来てしまったかと思いながら貼り紙を見ると、閉店のお知らせが記されていた。 数日前は、良質なお肉を取り揃えている精肉店で似たような貼り紙を目にしており、「またか……」と複雑な思…

そちらは、吹き消すなかれ。

贈り物でいただいていたキャンドルに火を灯した。 深海のような深い青緑色をした筒状のキャンドルに、白いロウで作られた繊細な花があしらわれているものだ。 その素敵さから、なかなか火を灯せずにいたのだけれど、不意に「物は使ってもらいたがっている」…

見分けられない三花衆。

空地の隅で青紫色の花が揺れていた。 道路から花までの距離は離れていたけれど、遅咲きの「あやめ」だったのではないかと思う。 キーボードで「あやめ」と入力すると「菖蒲」という文字が出てくるのだけれど、「菖蒲」には「あやめ」と「しょうぶ」の二通り…

ペットボトルにかけるひと手間と季節の和菓子と。

今年も和菓子店の店頭に「水無月(みなづき)」が並ぶ頃となった。 水無月(みなづき)とは、いつの時代から食べられるようになったのかは分かっていないようなのだけれど、栄養がある「葛」や「ういろう」と、穢れや邪気を祓うことで知られる小豆を合わせた和菓…

扇子とカンニング。

縁あって譲り受けた扇子を引き出しから取り出した。 扇面には紫陽花が、中骨には透かし彫と蝶があしらわれているお気に入りの1本である。 絵柄が紫陽花ということもあり、使用できるのは梅雨が明ける頃までの短い期間ではあるのだけれど、近頃の私の愛用品は…

トゲを消されたキュウリ。

キュウリのトゲが指先をチクリと刺激した。 随分と久しぶりのように思える感覚に、手にしているそれを目の高さまで持ち上げて眺めた。 とても野性味溢れる濃い色と鋭いトゲを前に、これは痛いはずだと思った。 ピーラーで皮を剥いて縞模様にするつもりだった…

糠床デビュー。

何かひとつ、新しいことにトライしてみたくなった。 時折、続けられるかどうか分からないからトライできないでいると耳にすることがある。 トライしようとしているモノゴトにもよるけれど、私は、誰かに迷惑をかけるようなことでないならば、続けられなかっ…

遠い場所の雨の景色を想像させる香り。

窓を開けると、梅雨特有の、湿った土の匂いと濡れたアスファルトの匂いが混ざった匂いがした。 この匂いが好き!とテンションが上がるような匂いではないのだけれど、この時季にしか感じられないことを体は覚えているようで、この感覚が、今年もそろそろ折り…

たかが遊具と言う人もいるけれど、されど遊具なのである。

自宅近くにある小さな公の前を通ると、入り口付近に目立つトラックが数台止まっていた。 何事だろうかと気になり、公園の中を窺いつつ歩いていると作業員の方々がジャングルジムを撤去しているところだった。 ジャングルジムには角ばったタイプと、地球儀の…

クチナシとゴーストライター。

用事を済ませに外出すると、クチナシの香りが風に乗ってやってきた。 香りの出所に心当たりがあり、少しだけ遠回りをして目的地へ向かうことに。 丁寧に切りそろえられたクチナシの垣根に散らばる艶やかな白は、湿度が上がるこの時季に清涼感を与えてくれる…

眠るときの表情に注目!~Sleep with a smile~

誰の言葉だったか忘れてしまったけれど、誰かが、「眠りにつく前に、翌朝を楽しみにしている人は幸せだ」といった言葉を言い残していた。 そう思いながら目を閉じると、心地良く眠ることができるのだそうだ。 ベッドに入って、そのような話を思い出したけれ…