幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

日常

お蕎麦の変身。

私は密封チャックが付いていない袋入り乾麺を開封する際、縦面の端をカットするようにしている。 袋の上部、横面をカットすれば開け口を最小限に抑えることはできるのだけれど、どうにもこうにも、残りを封じ難いように感じるのだ。 しかし、縦面をカットし…

まつ毛の気遣い、人に届かず。女性の願い、まつ毛に届かず。

時折、目を丸ごと水洗いしてしまいたい気分になることがある。 友人にそう言うと、その表現は怖いから止めてくれと言われてしまうのだけれど、花粉が飛び交う時季などは特にそう思う。 そして、「丸ごと」という願いは叶わないものだと早々に見切りをつけて…

フードマイレージって何ぞや?

家中の窓を開け放った。 風が、あちらから、こちらからと自由に吹き抜けていく感覚は、とても心地良い。 時折、バタンッと想像以上の音を立てて閉まるドアに驚くこともあるけれど、風が残した足跡のような気がして、不思議とイラつきはしないのである。 その…

風に靡く赤の罠。

真っ赤なテーブルクロスを洗った。 12月のホームパーティーと言えば聞こえが良いけれど、早い話、家吞みのときに使用するイベント時専用のクロスである。 柄に凝ったこともあるのだけれど、食器や料理との相性を考えた結果、シンプルな無地のものに落ち着…

梅雨時期の香りにご用心。

そろそろ梅雨入りする頃だろうか。 天気予報サイトをのぞきこみながら、そのようなことを思った。 思い出しついでにと玄関へ向かって取り出したのはレインブーツと真新しい傘である。 それらを手に取りやすい位置に配置し直してリビングへと戻った。 ワタク…

釘抜紋と時代を越えた冷奴。

クローゼットの中を片付けていたら、レトロなボタンが落ちていた。 素敵なボタンではあるのだけれど、そのボタンが付いていたであろうお洋服を思い出すことができず、とりあえずキャビネットの上に置いておくことにした。 結局、1か月ほど経ってもボタンが…

外出先で針と糸が無くてもボタンは留められる。

今春は、家中の至る場所の断捨離を行ったこともあり、自分にとって本当に必要なものや、変わらず好きなものが何なのか、昨年よりもクリアになったように思う。 先日は、若干スッキリしたように見えるクローゼット内を見渡しながら、昨年辺りから新調したいと…

手放しかけているものの中にあるもの。

遠目からでも美しさがハッキリと分かるそれは、白いツツジの花だった。 どことなく青色を含んだような澄んだ白は、触れることを躊躇うくらいの瑞々しさを放っていた。 この時季に咲く花は、苗代花(なわしろばな)と言って、山の神様に田んぼに来ていただく…

引っこ抜かれた紫陽花と緑色。

駅へ向かう道すがらにある駐車場の一辺には20メートルほどの花壇が設けられている。 そこに植えられているのは紫陽花で、この時季は、青々とした葉が茂っており、これから咲く花の蕾が付き始める頃である。 先日、久しぶりにこの花壇前を通ったのだけれど…

座高測定ってご存じ?

かれこれ4、5年ほどキッチンのワークトップスペースで育てている観葉植物があるのだけれど、今年はこの成長が著しい。 気温が上がるにつれスペースを占領しそうな勢いで成長しだしたこともあり、思い切って鉢をレンジフードの上に置いてみることにした。 …

あの川の渡り方にも変化が。

郵便物を受け取るため、マンションロビーへ向かった。 運動不足解消のために階段で降りるか否か軽く迷ったけれど選んだのはエレベーターである。 1階に到着してドアが開くと郵便物を小脇に抱えた住人の方が立っていた。 挨拶意外の会話を交わしたことはない…

松の木の奥にある世界への扉を開けて。

自宅近くにある公園の一角に立派な松の木が植えてある。 その松の木の幹は、地面から2メートルほどの高さから横へ折れ曲がった状態を保ちながら伸びており、その横へと延びた幹を支えるための添え木が数本設置してある。 日当たりが悪いような場所ではない…

似て非なる「けんぴ」と旅の予行練習と。

その日のティータイムのおともは、芋けんぴ。 短冊状にカットしたさつま芋を油で揚げて甘い蜜が絡めてあることに変わりはないのだけれど、この日の芋けんぴは、芋けんぴと大学芋の良いとこ取りをしたようなタイプのものである。 カリッとしているのは外側だ…

夏の香りとクレープシュゼット。

気分が落ち込みそうになったときに飲もうと思っていた、スペシャルなオレンジジュースを冷やすべく、冷蔵庫内にボトル一本分のスペースを設けた。 気分が落ち込むような出来事があったわけではないのだけれど、外から室内に吹き込んできた風が夏の匂いをして…

そろそろ本気を見せるとき。

散歩に出かけた。 自宅近くを通る大きな道路を往来する車の量に大きな変化はないように見えたけれど、排気ガスよりも芽吹いた草木の、青々とした香りの印象が強いところを見るに、やはり人も車も普段より外出を控えているのだろうと感じられた。 見慣れた景…

右回りと左回り。

様々なことが落ち着いたら美術館を巡ろうと思っているからなのか、ここのところ画集のようなものに手が伸びる機会が多い。 美術館巡りをしている気分でページを捲っていたのだけれど、ふと、日本と外国では順路が逆であることを思い出した。 私は外国へ行く…

育ててしまったルーズスキン。

外出自粛や慣れないリモートワークなどの影響だろう。 運動量とカロリー摂取量のバランスが気付かぬ間に変わった結果、お腹周りのお肉が気になり始めたという声を度々見聞きするようになった。 先日は、普段は時間が合わずに、やり取りは文字が行き交うのみ…

金魚の歩みとモノゴトの見え方と。

金魚柄の箸置きを丁寧に洗ってみた。 金魚モチーフの季節は夏だから、これを使うのはもう少し先になるのだけれど、これからやってくる季節に思いを馳せて支度中である。 金魚は、豊かさや幸せ、富といった意味を持っているので縁起物として扱われているけれ…

お約束はスピナッチを使うことだけ。

パンを美味しく食べたくて……いや、そのままでも美味しいパンを、より一層美味しく食べたくてサバ缶で和風のリエットを作った。 サバ缶という存在が、本来であれば手間暇かかることの全てを私の代わりに済ませてくれていたので、所要時間5分ほどで作業が完了…

Tシャツの脱ぎ方さえも愛おしい!?

様々な分野でアマビエさんが大活躍である。 (※アマビエとは何ぞや?という方は、下記の関連リンクからどうぞ。) アート作品で目にするだけでなく、アマビエさんを模ったスイーツが登場したり、厚生労働省も啓発用アイコンにアマビエさんを使うなど、活躍の場…

ジャパニーズパープルに染め上げられた髭。

テーブルの上に広げた色鉛筆を横目に、ルイボスティーのお替りを求めてキッチンへ向かった。 新しいティーパックをマグカップに入れてお湯を注ぎ入れながら、「あれは髭だろうか」と思った。 私が手っ取り早く頭の中を空っぽにしたいときにすることの一つに…

古いコインと神様のご機嫌。

引き出しの奥からずっしりとした重みの箱が出てきた。 重みを感じながら箱を開けると、お財布に入りきらないほどの量の外国コインが入っていた。 外国から帰国した際に、使いきれずに行き場を失ってしまった外国通貨は、ユニセフ外国コイン募金に寄付するこ…

幸せの黄色い……風船。

自宅ポストの中身をまとめて掴んだ際に、何やらムニュッとした感覚を覚えた。 不思議に思って郵便物を上から捲るようにして確認すると、近所にある洋食屋がテイクアウトを始めたというチラシに、デコレーション袋に入れられた黄色い風船が1つ添えられていた…

シロツメクサと春巻きの皮。

郵便物の中に一面シロツメクサのポストカードが紛れていた。 自然を恋しく思う気持ちが反応したのか、その一枚を真っ先に手に取った。 一息つきながら、そのシロツメクサを眺めていたはずなのだけれど、いつの間にかカードの中にあるかもしれない四葉のクロ…

ヘタ部分は摘まんでねじり切って吉。

今年も七十二候(しちじゅうにこう)が、虫業界の「おかっぴき」である蚯蚓(ミミズ)が土の中から出てくる頃だと知らせてくれている。 (※蚯蚓(ミミズ)がおかっぴき!?と、好奇心が疼いた方は下記の関連記事からどうぞ) 人間がどのような状況に置かれていよう…

春の風物詩から触れる栄養学。

ガーデンチェアで本を読みながら過ごしていると、大きな雲が風に流されてできた雲間から太陽の光が射しこんできた。 眩しさに目を細めつつ本を閉じると、足元にテーブルや椅子の影が、ぐーんと伸びるように現れた。 それは、潮の満ち引きを切り取ったみたい…

見立てて楽しむくらいの柔軟な思考で過ごすのもアリ。

そろそろ草餅が美味しい季節である。 草餅は、「よもぎ」が混ぜ込まれたお餅で餡を包んだ、一年を通して口にできる定番和菓子の一つで、よもぎ餅のことなのだけれど、私は、「草餅」という呼び名の方が、より春を想像させられるような気がしている。 私は、…

リモート参拝と、彼らの出鼻を挫く作戦で縄張り争いに勝利する!?

先日、友人が奈良の大仏様でお馴染みの、東大寺の大仏様を拝観したというので、恐る恐る「奈良まで行って?」と尋ねるとリモート参拝だと返ってきた。 なんでも、動画サービスニコニコ生放送を通して大仏様の様子を24時間中継し続ける取り組みが行われてい…

バラとマスクと表情筋。

不意に届いたバラを前にして口角がきゅーっと上がった。 淡いピンク色に、ほんのりとマゼンタピンク色のベールをかけたような上品な色をしたバラは、大人のためにあるような雰囲気をしていた。 一緒に添えられていた栄養剤には水を腐らせないための成分も入…

ヴィーナスのポージング。

しばらく使っていなかった画材道具を取り出そうと、滅多に開けない収納スペースを覗き込んだ。 そこで、行き場を無くした細々としたものを詰め込んでいる箱に目が留まったため、画材道具そっちのけで箱を取り出した。 中には、どこかの国で購入した小さなピ…