幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

言の葉

蝉の声とおはらい箱。

どこで鳴いているのだろう。 開け放った窓の外から蝉の大合唱が耳に届く。 一匹、二匹が同時に鳴いたところで、ここまで複雑な音色には仕上がらないことを思うと、びっくりするような数の蝉がいて、あちらこちらで鳴いているのだろう。 つい、その数をイメー…

ツユクサも進化中。

私が住んでいるマンションには、私が知る得る限りでは数組の外国人の方がいらっしゃる。 エレベーターや駐車場などで顔を合わせる程度の間柄なのだけれど、それぞれのお国の風習がちらりと垣間見えることもあり、面白い。 そうかと思えば、日本人よりも日本…

夏の知らせが届いた日。

梅雨真っ只中だと思っていたその日、雨が止んでいる僅かな時を狙ってのことか、我が家にも今年の蝉、第一号がやってきた。 目覚めの悪い体をグイッと起こしてベッドの上でぼーっとしていると、すぐ近くで鳴く蝉の声がダイレクトに脳に届いた。 わっ、ついに…

七夕に降る雨は涙。 

毎年この時季になると、七夕飾りの竹が設置されるショッピングモールがあるのだけれど、今年は竹の代わりに、感染症を防ぐため竹や短冊を設置しないことが書かれた貼り紙があった。 この短冊を利用したことは無かったけれど、竹に飾られる短冊が日に日に増え…

見分けられない三花衆。

空地の隅で青紫色の花が揺れていた。 道路から花までの距離は離れていたけれど、遅咲きの「あやめ」だったのではないかと思う。 キーボードで「あやめ」と入力すると「菖蒲」という文字が出てくるのだけれど、「菖蒲」には「あやめ」と「しょうぶ」の二通り…

満月の夜に思う田毎の月。

この時季の満月を見上げると、「田毎の月(たごとのつき)」という言葉が思い浮かぶ。 田植え前の水が張られた田んぼ毎に、月が映り込む様子表した風流な言葉である。 この言葉が指す風景は、長野県にある姨捨山(おばすてやま)の麓で見ることができるという。 …

春を長く感じられる長春花とはどんな花?

4月にいただいたバラの花が1か月経った頃、花瓶の中で色褪せぬままドライフラワーになった。 果てた姿までも美しいと感じられるのは、バラの気品がそうさせるのだろうか。 想像以上に長い時間、楽しませていただいたバラを花瓶から取り出した。 花瓶に対し…

梅雨の訪れを感じながら、好きも嫌いも同じように楽しんで。

6月の楽しみは、大好きな紫陽花の切り花を買うことだ。 ブルーや淡いグリーンのものを手に取ることが多いけれど、ピンクやパープルの紫陽花に目移りすることも。 どの色も素敵すぎて決めることができないときには、純白の紫陽花にグリーンの葉を合わせるこ…

引っこ抜かれた紫陽花と緑色。

駅へ向かう道すがらにある駐車場の一辺には20メートルほどの花壇が設けられている。 そこに植えられているのは紫陽花で、この時季は、青々とした葉が茂っており、これから咲く花の蕾が付き始める頃である。 先日、久しぶりにこの花壇前を通ったのだけれど…

成功は突然に。

この日は、何度目かの、いや、数十回目の挑戦の日。 自宅でストレッチやヨガのポーズをすることがあるのだけれど、どうしてもできないヨガのポーズがあった。 これほどまでにできないポーズなら、いっそのこと他のポーズを増やしてボディーメンテナンスをし…

朝茶と晩春に思うこと。

茶葉を入れたキャニスターを取り出そうとしたときに、茶筒が目に留まった。 桜の木の皮を使って作られた樺細工(桜皮細工とも)のそれとは、もう十数年のお付き合いである。 使い始めた頃に茶筒が纏っていた桜の香りは飛んで無くなってしまったけれど、いつか…

通勤ラッシュ時の満員電車のように見えたあれ。

昨年末、マネキンを乗せた業務用のカゴ台車が次々にトラック内へと運びこまれていく光景を目にした。 マネキンは、店頭で商品を説明、宣伝しながら販売する販売員や、そのような職種を指すことがあるけれど、ここで言うところのマネキンは、お洋服のディスプ…

ゴマ擂りとゴマすりと。

断捨離してしまおうかと出しておいたあたり鉢(すり鉢)の中でゴマを擂った。 ゴリゴリと心地よい重低音に浸っていると、擂りたてのゴマから香ばしい香りがし始めた。 この香りを楽しめるだけでも十分に、役割を果たしてくれているあたり鉢(すり鉢)なのだけれ…

目覚まし機能を備えた春雷って?

暖かい日、寒い日、パラパラと雨が降る日があったりもする、寒暖差激しいこの頃だけれども、ひと雨ごとに春が濃くなっているような気がして、季節が移り変わっていく過程はいいものだと思う。 その日は、立ち寄った書店で本を捲っていると「春雷(しゅんらい)…

「あたりばち」と「言霊の幸わう国」。

キッチンツール売り場で探し物をしていると、「あたりばちは無くてもいいんじゃない?」「あたりばちはいるでしょ」と、母娘であろう女性たちの声が聞こえてきた。 「あたりばち」とはなあに? お目当てのものに出会うことができず、その場を離れようとして…

「花笑む」デビューのチャンス到来。

必要に迫られて万葉集に目を通していたのだけれど、お目当てのものに辿り着くことができずにいたところ、百合の花を詠んだ歌に目がとまった。 万葉集には、様々な花が登場するけれど百合の花は登場回数が多い花のひとつだ。 今のようにフラワーショップがあ…

ますのことば遊び。

信号待ちをしながら、2月かと改めて思う。 深呼吸をして、冷たい空気をすーっとお腹の底、奥深くまで送り込んだ。 焦ったところで大差はない。 今日も丁……と思いかけたところで信号が青に変わった。 穏やかとも忙しないともとれる人混みに紛れながら横断歩…

内助の功か、取締り官か。

そのうち開くであろう時季外れの新年会用にと、日本酒を探し求めに出かけた。 お目当ての品は、この時季に味わうことができる「新酒」や「しぼりたて」と呼ばれるもの。 この表現に正式な決まりはないと言われているので、多種多様な視点による「新酒」や「…

“ザクロ”と“をかし”の帰り道。

自然の中から少しずつ色が消える頃だというのに、その日は、春を思わせるような暖かい日であった。 それでも日が落ちて、ムクドリたちが寝床に帰る頃には冬らしい気温に戻るのだから、体調管理を難しく感じるのは人だけではないようにも思う。 中途半端にで…

熱々のハタハタで感じる冬のはじまり。

ハタハタの一夜干しが焼きあがった。 柔らかい白身魚だけれど、丁寧に焼き上げると、ぷりっとした食感に変わる魚だ。 美味しく味わう方法は多々あるけれど、私は旨味が増したように感じられる一夜干しが好きだ。 肉厚のそれが、あまりにも美味しそうな姿に焼…

すっぴんポインセチアと冬座敷。

先日、帰宅途中に立ち寄ったショップで艶やかなポインセチアと目があった。 他にも多数のそれが並べられていたのだけれど、視線が外せなくなった一鉢を抱き上げるや否や、それをレジに差し出した。 入店してからの一連の行動を見られていたようで、「ポイン…

お作法|師走ならではのご挨拶を、セルフチェックしておきませんか。

今年初めての「良いお年を」という言葉をいただき、今年初めての「良いお年を」という言葉を口にした。 久しぶりのその言葉に、口がもごもごしてしまった感じがして少しだけ恥ずかしい気がした。 その日の夜、相手はそのようなことなど気にも留めていないこ…

呪文がオートマティックに発動する仕掛けを持つ言葉。

寒さが増すに従って、クシャミをしている方を目にするシーンも増えているように思う。 医療技術が進歩し、クシャミの原因や対処法を知っている私たちは、クシャミに対して過度に怯えることなく淡々と対処しているけれど、国内外には、クシャミが不気味なもの…

茶の花香よりも大切なもの。

約束の時間よりも少しだけ早く到着した私に、お店の方が日本茶を淹れてくださった。 その日は、暖房のスイッチを押すか否かで迷うような朝から始まり、日中もひんやりとしていたため、冷えた体にじんわりと広がっていくお茶の温かさはとても有難かった。 ほ…

ひとかたまりのパンと陽だまりの猫。

今日も陽射しが丸い。 姿形は分からないけれど、角がとれて丸みを帯びたような陽射しは柔らかく、夏のそれのように肌をジリジリと焦がすような強さがなくてホッとする。 しかし、油断するなかれ。 窓際でその陽射しを浴びながら空でも眺めていようものなら、…

「なし崩し」、正しく使えているのかセルフチェックしてみませんか?

今の表現は、どちらの意味だったのだろうかと、直前の会話や文章を思い返しながら、会話を続けたり文章を読みすすめたりすることがある。 確か、キンキンに冷えたアイスティーを美味しいと感じていた今年の夏の頃だったと思うのだけれど、「なし崩し」という…

不意に訪れたサワディーカーデビュー。

朝起きて換気のためにリビングの窓を開け放ったら、秋の匂いが外から勢いよく流れ込んできた。 その匂いにつられて外へ出ると、肌を刺すほどではないけれど、全身の細胞がキュッと縮こまるような外気の冷たさが心地よくて、すぐに忘れてしまいそうな程ささや…

干支飾りと「かきいれどき」と。

和小物専門店の前を通ると、店先に干支飾りの見本が多数、陳列してあった。 もちろん来年の干支である。 もう?と思ったけれど確かにそのような時季である。 私は毎年、小さな干支飾りを我が家に招き入れることを年末の楽しみのひとつに挙げている。 きっか…

お天気を道標に進める秋冬支度。

ダイニングテーブルにPCと相棒である道具の諸々を豪快に広げ、作業を始めた。 時がどれくらい経ったのか見当すらつかなかったけれど、空腹感から、ふっと集中力が切れたところで顔を上げて窓の外へ視線を向けた。 清しい秋晴れのその日、空は優しいブルー…

抗えない誘惑から「みぞおち」へ。

雨がしとしとと静かに降っていたその日。 少しだけ窓を開け放しにして換気をした。 換気中であることを忘れたまま過ごしていると、家の中が妙にひんやりしていることに気付き、慌てて窓を閉めた。 そして、布団乾燥機の力によってふんわりと膨らんだ温かいお…