私たちが毎日当たり前のように使っている言葉は、人間の進化とともに発達し、
進化しながら受け継がれ、今も様々な変化、進化を交えながら私たちと共にあるもの。
今回は、「言葉」のお話を少し。
様々な場で言葉を紡がせていただくようになり、それなりの歳月を過ごしてきている、わたくし、柊希ですが
「言葉は生きている」という感覚と思いは日々強くなるばかりです。
私達がコミュニケーションツールとして当たり前のように使っている言葉は、
使い手の想いや感情を込めて、乗せて、誰かへ届ける事ができます。
大切な人を勇気付ける事ができたり、誰かに嬉しい気持ち、感謝の気持ちを伝える事ができたり、
誰かの想いや気持ちを時にドラマティックに表したり、
時に静かな想いとして受け取る事も出来る、とても魅力的で素敵なもの。
その一方で、人の心や自分の心をも抉り(えぐり)刺す事もでき、
使い手の使い方ひとつで魔法の杖にも人を傷つける剣にもなる、とても曖昧で儚げで、不安定なものでもあります。
過度に怯えながら使う必要はないのだけれど、出来る事なら心を込めて大切に扱いたいと思うのです。
だって、同じ言葉でも、心に届き、心に響く言葉と、届かず、響かない言葉があるのだもの、と。
経験ありませんか?
「ありがとう」と笑顔で言われたけれど、何となく違和感を抱くこと。
逆に「ありがとう」と無表情でボソボソッとした口調で言われたけれど、心の奥が締めつけられる程感動したこと。
後者は、不器用ながらも、その人の想いが込められた「ありがとう」なのでしょう。
大切な想いが込められた言葉は、言葉の中に宿る不思議な力が働きます。
そして、素敵な連鎖を起こしてくれることがあります。
「おはよう」のひと言に、「ありがとう」のひと言に、普段よりも心を込めてみませんか?
丁寧に発する、丁寧に書く、メールなら送信する時に心の中で「ありがとう」と呟いてみるなど、あなたの方法で丁寧に紡ぐ言の葉。
「言葉は生きている」
だからこそ言葉は、人と同じで自由で不自由で、愛おしいと思うのです。
私の紡いだ言葉達が、あなたの心に“何かしら”を届けられたのなら幸いです。
そして、あなたの紡ぐ日々の言葉たちが、
「“あなた”と“あなたの大切な人達”」と「ハッピー」を繋ぐ懸け橋になりますように。
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