食べる事が好きな私にとって、食の「ご褒美」というものがいくつかあるのです。
いや、正確には「食」を楽しむ事ができること、
それ自体がご褒美なのだけれど今回は細かい事はさておき、
ある食材を取り上げてみようと思います。
好きな食材の中に「ハチミツ」があります。
ハチミツと人間とのお付き合いはかなり古く、
今でこそ、手軽に手に入る食材だけれども古の人間にとっては
貴重な栄養源であり、薬であり、魅惑的甘味でもあったのです。
お薬は苦いものであることが多いけれど、ハチミツは甘くて美味。
古の人々にとってハチミツは、それはそれは魅惑的だったことでしょうね。
便秘や風邪、喉の痛みにも効きますし、
傷口に塗ると回復を早める効果もありますし、口内炎などにも効力を発揮します。
私は美味しいハチミツの誘惑に負け、
塗っては舐めてを繰り返してしまうこと、しばしば……です。
また、寿命を延ばす効果があるとも言われ、
健康維持の為、美容の為にハチミツを召し上がられている方も多いですね。
私は、そんな魅力的なハチミツが大好きなのです。
ハチミツとひと口に言っても、その味も香りも様々ですし、効能も様々です。
みかんや、りんご、梨の花から採れるハチミツは
フルーティーな香りが特徴的で優雅な気分にさせてくれます。
定番のアカシアやレンゲのハチミツ以外をお試ししてみたい方は、
果物の花から採れたハチミツを楽しまれるといいかもしれません。
チャレンジャーなあなたには、少し変わったハチミツをご紹介してみましょう。
まずは、「ソバのハチミツ」。
そう、あのお蕎麦の花から採れたハチミツです。
こちらは香りも味にもクセがあり、
黒砂糖をぎゅぎゅ~っと煮詰めたような濃さの中に深い苦みを感じるハチミツです。
鉄分、ミネラルがとても豊富で、
生活習慣病対策にもなるという「良薬口に苦し」といったタイプ。
万人受けはしないのですが、
私は「大人のハチミツ」というスペシャル感がお気に入りで常備しているハチミツの1つです。
もうひとつ、菩提樹のハチミツはご存知ですか?
菩提樹は山のハチミツと言われていてヨーロッパの国々では知名度の高いハチミツです。
ハーブの様な個性的な香りがするので好みは分かれますが、
この個性はハーブティーとの相性が抜群です。
ハチミツは個性があり、
ミツの採れた時期、その年の花の状態によっても変化があります。
お気に入りのハチミツ探しも楽しいのではないでしょうか。
そして、この「ハチミツ」という食品。
生きもの命を奪うことなくミツバチや植物から
自然の恵みを分けてもらっている食品でもあるのです。
自然からのおすそ分けですね。
毎日、命をいただいて命を繋ぎ過ごしている私達。
ありったけの「ありがとう」の心を込めた「いただきます」の声を届けたいものですね。
【注意】
妊婦さんや子どもも飲んだり、食べたりできる「はちみつ」ですが、はちみつを使用していますので、1才未満の乳児には与えないようにしてくださいませ。
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