あなたは、四葉のクローバーや馬蹄といったハッピーモチーフの意味をご存じですか?
そして、こだわりのモチーフや好きなモチーフはありますか?
今回はモチーフのお話を少し。
このハッピーモチーフは不思議な事に、世界中で共通している事が多いのです。
海を渡って広まったり、届いたり、といったモチーフもありますが、
国交が無い時代から各地で同じものをハッピーモチーフ、ラッキーモチーフとして大切にしてきたなんてロマンを感じませんか?
まずはいくつかモチーフの意味をご紹介してみましょう。
まずは、皆さんご存じ「四葉のクローバー」。
これは4枚の葉それぞれに「愛情・健康・名声・富」の意味が込められており、ハッピーモチーフの代表格ともいえますね。
てんとう虫も幸せを呼び込んでくれるという事で、
四葉のクローバーとてんとう虫の可愛らしい組み合わせも目にする事があるのではないでしょうか?
「リボン」は人と人とのご縁を結んだり、呼び込んだり深めたりしてくれるご縁結びのモチーフ。
ご自宅に「ふくろう」を置かれている方もいらっしゃるかと思いますが、
この「ふくろう」も世界中で愛されているモチーフです。
日本では首が回る事から商売繁盛のモチーフとして、
不苦労の字をあてて「苦労しない、幸せを呼ぶ」と言われ親しまれていますが、
ギリシャ神話では「智恵の神様」、ローマ神話では「技術、職人の神様」、メキシコでは「富の象徴」、中国では「悪魔払いの鳥」として愛されているモチーフです。
「蝶」は変化と喜び、美の象徴とされていて、新しい道を開いてチャンスを運んでくれると言われています。
日本では古来から着物の柄などにも使われているモチーフですが、
これは、「ちょう」という響きが整った数を表す「丁」や「秀でる」の意味や、
上に立つ役職を表わす「長」を連想させる事から吉祥文様と言われ扱われてきたようです。
武士からは不死、不滅のシンボルと好まれておりました。
ちょっと素敵な言い伝えとしては、「蝶に願いを聞いてもらうと、神様に伝えてもらえる」というものもあります。
日本にはこのラッキーモチーフ(吉祥文様)が多く存在しております。
私たちの生活に馴染み過ぎていて、意識していない事も多いのですが
「松」は、常緑であることから長寿の意味合いを持っており、神様が依りつく樹とされています。
「扇」は、末広がりの形は発展、繁栄の吉兆を表していますし、
「桜」は、寒い冬を乗り越えた後、春に花開く事から生命力の証、神宿る場所という意味があり、おめでたい柄とされています。
お花見の風習がある日本人は生きた吉祥モチーフを楽しむ術を受け継いできているのです。
日本では古より吉祥文様を着物の柄や和小物の柄として取り入れ
常に何かしらを楽しみながら身に付け、四季の移り変わりを、とても大切にしてきたのように思います。
近年、温暖化の影響か、地球の気温や天候は年々変化しています。
日本の四季も少しずつ変化してきていると感じられること、ありませんか?
私が子供だった頃、「竜巻」はハリウッド映画の中での出来事でした。
それが、島国の日本でも起こっている現実があります。
四葉のクローバー探しができる幸せ、
てんとう虫を見つけて喜べる幸せ、
桜を愛でて楽しむ事ができる幸せ、
自由に飛び回る蝶を愛でられる幸せ、
あたり前に在る事など、この世にはないのかもしれません。
ほんの少し、地球に優しくしてみませんか?
ハッピーモチーフが幻ではなく、
身近なハッピーモチーフとして在り続けられるために。
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