何にしても
思いっきり感じる事ができたのなら万万歳だと思うのだ。
そこから先、何に繋がるか、どこへ繋がるのか。
繋がっていく過程をあれも、これも全部含めて
楽しみながら、わくわくしながら未知との遭遇を待てば良いのだ。
誰しも無限に広がる可能性を胸の奥に持っているものなのだから。
私は空を見上げる事が好きだ。
青空も雨空も星空も月夜も然り。
こう話すと、まあまあの確率で「じゃぁ、星座とかも詳しいの？」と言われる。
会話の広がりを裏切るようで申し訳ないのだけれど、これがさっぱり。
嫌いでは無いのだけれどそれ程、興味がない。
子供の頃から
星空を見上げて星と星を結んでできた星座に対して
全く興味を持てなかった。
私から見ると、
どうしてその形がその星座を連想させるのか、わからなかった。
こじつけの様に思えて、どうしてもしっくりこない。
理科の教科書を覗きこみ、センスがない……と思う事もしばしば。
中には北斗七星の様に、確かに柄杓だ。と思えるものあった。
そういう星座は嫌でも自分に馴染んで記憶に残る。
そんな訳で理科の時間に覚えさせられた星座で記憶に残っているものはほんの僅かという現状。
それでも、星は好きなのだ。
ただただ、きれいだなと思う。
日によって、季節によって、見え方も見える星も違う事にも心が躍る。
そのうち、月の満ち欠けや太陽、惑星にも興味を持った。
かといって、教科書的な事ではなく
惑星図鑑を広げて、感覚的に好きな惑星を眺めてはニンマリする。
きれいに撮られた写真の中から
より感覚的に自分好みのカットを見つけて眺めてはニンマリする。
そんな楽しみ方。
雑誌やネットの中のお洋服を見る時の感覚とさほど変わりはない。
そうしているうちに、
今度は自分の好きな惑星について興味がわいてくる。
もっと色々知りたいと思う。
自分がワクワクする方へ向かっているとギリシャ神話に辿り着いた。
星座に興味はなかったけれど、
あの理科の時間に「センスがない……」と思って聞き流していた星座に
違う切り口から深く触れるようになっていた。
そして、ギリシャ神話の中には日本神話と似た話がある事を知り、
今度は日本の事を知りたくなり、
次第に空とも星座とも関係のないジャンルへも足を踏み入れていた。
こんな風にワクワクする気持ちを大切にしながら
色々な事を思いっきり感じていただけで、
繋がりながら広がっていった私の世界。
こうして広がっていった色々な世界が繋がって更に広がって行く。
現実も可能性も自分の想像をいとも簡単に超えてゆくものだ。
それならば、
どんな事も思いっきり感じてみればいいのではないだろうか？
感じる事ができるということは、財産。
感じた事に、感じ方に、良いも悪いもなくて、
どんなに小さな事も、まだ見ぬワクワクの種のようなもの。
今日も色んな事を思いっきり感じながら過ごしましょ。
あぁ～美味しい。あぁ～ほっこり。わぁ～可愛い。
全部全部、あなたの幸せの種です。
