幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

眠れぬ夜の「自分だけの時間」と「友人と過ごす時間」が合わさる真夜中の30分

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何をどうやっても寝付けない夜がある。

ベッドで何度目かの寝返りを打って真夜中の暗い天井に向かってふーっと息をはく。

翌日の事は気になるけれど、眠れない夜は無理に寝ようとせずに諦める事にしている。

妙な時間にお腹が空いて眠れない夜も、

空腹に耐えるのは止めて出来るだけローカロリーの物を軽く口にして

サクッと寝る方が精神衛生上、良いような気がしている。

 

その夜も無理を止めて

そろりとベッドを抜け出してキッチンへと向かう。

眠る事は諦めたけれど目が冴えすぎると翌日に響きそうで、

できるだけ、体に優しそうな茶葉を手に取りホットで淹れる。

 

その夜に選んだのは、深い赤茶色が鮮やかなノンカフェインのルイボスティ。

エアコンのスイッチを入れ、

冷えたリビングが温まるのを待ちながらルイボスティで体を温める。

※ルイボスティーは体内の老化の原因となる「活性酸素」を取り除く効果があり、

 美容と健康に良く、子供から大人まで楽しめるさっぱりとしたお茶です。

 

んー、今夜は眠れそうにない。

シンとした部屋を見渡し、「(何をしようかな。)」

そう思っているとタイミング良く携帯が点滅した。

友人からのメッセージだ。

普段はなかなかタイミングが合わないけれど、こういう夜もあるのだ。

 

直ぐにメッセージを返すと、なんで起きてるの?と返ってくる。

同じ質問を返すと、

ようやく子供が寝てやっと自分の時間ができたと言う。

私はお茶を飲みながら雑誌を捲りながら

携帯片手にメールでくだらない話をする。

聞けば彼女も一人の時にゆっくり食べようと買っていたお菓子とホットミルクで一息つきながら

私と同じように雑誌を捲りつつ話をしているようだった。

「こんな時間にお菓子は良くないけれど、最近の楽しみなんだ」と彼女は可愛い絵文字付きで言う。

子供が小さくて、夜泣きやミルクなどで思うように眠れなかったり、食べられなかったり。

その中で見つけた自分だけの楽しみなのだとか。

新作のお菓子の情報も豊富な彼女のおすすめを紹介してもらったり、

スキンケアアイテムの情報交換をしたり、

結婚前の思い出話なんかをしながら過ごした。

 

電話で話すほうが早いのだけれども、

深夜の、こういうまったりとしたやり取りも悪くない。

 

30分程、そんなやり取りを続けただろうか。

同じタイミングで、「そろそろ寝たら?」のメッセージが重なる。

話していたい気持ちと、

相手の翌日を想う気持ちと、

ちょっとした照れと、

自分の翌日のあれやこれやと。

混ざりあった色々な気持ちを言葉にしたら「そろそろ寝たら?」だったのだろう、お互いに。

 

なんてことのない、深夜の30分。

とっても温かい深夜の30分。

眠れぬ夜も悪くないのだ。

 

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