幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

嫌な記憶を思い出したのなら、色々な目線で、立場で、感じ直して今に活かすことできれば問題なし

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今日は日差しが柔らかく、少しだけ暖かい。

この日を逃してはならない気がして、掃除道具一式を手にベランダへ出た。

大掃除の一環、ベランダ掃除と窓拭きの為だ。

不用品をまとめたり、掃いたり、拭いたりしていると体の中からぽかぽかしてきて、

半袖でもいいような、そんな気分になってきた。

 

ホースを出してガーデンテーブルとイスを豪快に水洗いする。

あっという間に砂埃が取り除かれて

水しぶきの中に小さな虹がかかった。

「(わぁ~っ)」

大人になっても嬉しいものだ。

その小さな虹をもう少し眺めていたくて握るホースに力を入れ直す。

掃除そっちのけで一人、虹の鑑賞会だ。

 

たくさんの色が重なりあって出来る虹。

人、ひとりひとりの様でもあり、

世の中のようでもある。

 

ひとりで生きていけるように錯覚してしまう瞬間もあるけれど、

私たちは多くの人に支えられて生きているので

生きていく上で人との関りは避けて通ることができない。

そう思うと、人とのご縁は大切だと改めて気づかされる。

 

職場でもプライベートでも人間関係が良ければ、

多少の困難は乗り越えられるように思う。

仕事が忙しくて「もうダメだぁ」なんて弱音を吐きそうになっても、

軽く吐いてしまったとしても、

共に進む仲間が居れば、何処からともなく力が湧いてきていて

いつの間にか乗り越えられていたりする。

だから自分にとって心地よい環境であれば、自分の人生も良くなるようにさえ思う。

 

私自身、これまで色々な出来事があった。

私にとって、

良い環境もあったし、

悪い環境もあった。

良い影響も受けたし、

悪い影響も受けたことがある。

良いこともあったし、

悪い事もあった。

その全てが今の私にとって必要な事だったのだろう、と思う。

同じように私も自分以外に、色々な影響を与えたのだろう、とも。

 

それなのに、嫌な記憶を思い出してしまった時、

つい、自分が被害者のような気持ちになることがある。

だけれども、それぞれの考えと、それぞれの環境の違いからくる違い、も在るのだ。

 

良し悪しで判断しがちな世の中だけれども、

私は自分に起きたすべての事を「いい経験」だったと思っている。

もちろん、「同じ経験はもう結構」と思っている事もそれなりの数あるけれど、

一度経験した今だからこそ、

当時の気持ちを色々な目線で、立場で感じ直して今に活かす事ができているのだから。

 

どの出来事も、共鳴や共感を楽しむ事に加えて

お互いの違いも楽しむ事ができたのなら、

そこにはもっと豊かな人間関係が広がるのかもしれない。

 

寒空の下、ガーデンテーブルとイスにかかった虹を眺めながら、そんな事を思った。

 

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