幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

七草粥の由来・効能・レシピまで丸ごとわかります。

f:id:hiiragi1111:20151231204551j:plain

年末年始はゆっくりと過ごされましたでしょうか。

年末年始は、御馳走やお酒をいただく機会も多く、つい不規則な生活をしてしまいがち。

自分の体と同じように、ご家族の胃も、そろそろ年末年始の疲れが現れてくる頃です。

春を待たずに新芽の出る七草には、薬草にも用いられるほど身体にいい栄養素やビタミンがたっぷりと含まれております。

胃を労わりながら体に嬉しい栄養を摂ることがことができる七草粥。

この機会に七草粥の効果や由来など、丸ごと確認してみてはいかがでしょうか。

ご興味ありました際には、ちらりとのぞいていってくださいませ。 

元々は古の中国で、お正月一月七日の「人日の節句」の日に七草粥が食べられおり、これが日本に伝わってきたと言われております。

「人日の節句」というのは、一年に五回ある季節の節目のひとつです。

このような言い方をすると、少し難しく聞こえてしまいますが他の四つは、

・三月三日のお雛祭り、

・五月五日の端午の節句、

・七月七日の七夕、

・九月九日の重陽の節句

ですので、既に私たちの日常に根付いているものです。

そして、人日とは「人の日」という意味なのですが、古の中国では元旦から八日間様々な事を占う行事がありました。

元日には鶏を、二日には犬を、三日には猪を、四日には羊を、五日には牛を、六日には馬を、そして七日には人を占い、八日には穀物を占ったといいます。

この七日の人日の日は人に刑罰を与えたりせずに、邪気を祓い、無病息災を願って七草粥を食べていた事が始まりのようです。

f:id:hiiragi1111:20151231204926j:plain

そして、七草に含まれている栄養による効果ですけれど、胃腸を整える物が多く、よく考えられている組み合わせなのです。

芹(せり)

解熱効果や胃を丈夫にする効果、整腸作用、利尿作用、

食欲増進、血圧降下作用に効果的。

蘿蔔(すずしろ)

大根です。

風邪予防や美肌効果に優れています。

薺(なずな)

なずなと聞くと馴染が薄いですが、ぺんぺん草の事です。

利尿作用や解毒作用、胃腸障害やむくみとりに効果的。

菘(すずな)

蕪(かぶ)のことです。胃腸を整え、消化を促進に効果的。

仏の座(ほとけのざ)

胃を健康にし、食欲増進、歯痛にも効果的。

御形(ごぎょう)

のどの痛みを和らげ、痰や咳に効果的。

繁縷(はこべら)

腹痛薬として用いられる事があり、胃炎に効果的。

f:id:hiiragi1111:20151231204616j:plain

七草粥を作るのは面倒なのではないかしら?と感じている方もいらっしゃるようなのですが、一般的なお粥の作り方と同じです。

私は七草を軽く茹でて流水で洗ったものを細かく刻んでおきます。

通常の七草粥は、お塩だけの味付けが多いようなのですが、

年末年始に味の濃いものをいただく機会が多いせいか、

お塩仕立てのお粥では物足りなさを感じる場合もありますので、そのようなときには、昆布茶でお粥を作り、最後に用意しておいた七草を混ぜて仕上げることもあります。

この辺りは、召し上がる方の体調や好みに合わせて、シンプルなものから、お出汁のアレンジまで臨機応変に作るとよいかと思います。

七草を下茹でしたり刻んだりが面倒だという方は、この時季に多々見かけるフリーズドライの七草を使うのもテ。

私は、こちらのフリーズドライの七草も利用します。

七草には少し苦みのある青菜もあり、七草粥が苦手な方や苦手になってしまうお子さんがいらっしゃいます。

その場合は、昆布茶やお出汁で作ったお粥に七草を混ぜる事で七草粥の良さを取り入れる事ができるので是非、年末年始の胃腸疲れにいかがでしょう。

2016年も皆様と皆様の大切な方々が健やかに過ごせますように☆彡

関連記事:

画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com

http://azabuyasaigashi-blog.sblo.jp/article/52955636.html