幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

二度寝がもたらす嬉しい効果とは?逆効果の二度寝とは?

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東の空が白み始めカーテンの隙間から真っ新な光が差し込み始めたころ

ベッドに這うようにして潜り込んだ。

冷えた体にふかふかの少し毛足の長い毛布を巻き付ける様にして

体を更にベッドの奥へと鎮める。

少しずつ自分の体温が毛布へと伝わり、

その暖かさが自分を覆うのにそう時間はかからなかった。

 

縮こまって力が入っていた体を少しずつ解しながら天井へと視線を向ける。

外はすっかりと明るくなったようで、天井も、部屋の中も見渡せる。

数分前までは鳥の声すら聞こえない程、

外は静まりかえっていたというのに、

チュンチュンと早起きのスズメたちの可愛らしい会話が聞こえはじめた。

そんな可愛らしい声を聞きながら眠りに落ちるあの瞬間が好きだ。

 

数時間程して携帯のアラームが鳴る。

目を閉じたまま手探りで携帯を握ると、

覚えた手が勝手にアラームを解除する。

まだ寝ていたい……

眠り足りないと言う体の声を抑え込んで体をエイッと起こして気づく。

今日はまだ寝ていられるんだった、と。

もう一度、体をベッドの中に沈める瞬間の幸せといったらない。

 

人が二度寝をする時と言うのは、

体は眠っているのだけれど脳は起きている状態なのだそう。

そのため、部屋の温度や光、匂い、お布団や毛布、枕などの寝具の感触などが、

普段よりも柔らかく感じられて心地よさが増す仕組みらしいのです。

 

更に起きる直前には、

安心感を感じさせてくれて、ストレスにも対抗してくれる物質が

体内に大量に分泌される事も二度寝が気持ちいい理由になっているのだとか。

だけれども、この物質は起きてすぐに体を動かしてしまうと体全体に行き渡らず

ストレスを感じやすい体になってしまうので、

一度起きたら、すぐには体を動かさず、

この物質を体全体に行き渡らせるような「二度寝」を行うことがコツなのだそうです。

 

この物質を体全体に行き渡らせるような「二度寝」のコツとは、

起きてから5分~10分程まどろむような浅い眠りで、

できるだけ目覚まし時計に頼らず起きること。

そうする事でストレスを感じにくく、

集中力も高まって良いコンディションで活動できるようです。

よく短時間のお昼寝は頭をスッキリさせる効果があると言われているけれど、

朝の二度寝にも同じような効果があるのだそうです。

 

ただ、二度寝には悪い二度寝もあるようなのでご注意を。

しっかりと睡眠が取れていて自然に起きた後、

ベッドの中でダラダラする「二度寝」や

一度は起きたのに予定がないからと言って、

そのまま長時間寝てしまう「二度寝」は同じ二度寝でも逆効果のようです。

 

皆さんもお休みの日の朝などにいかがですか?

普段より5分~10分早めに起きて過ごす

ベッドの中での「まどろみタイム(二度寝)」。

あなたの心身を優しく包み込んでくれるのではないでしょうか。

 

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