寒い冬の食卓と言えばお鍋が登場する回数も多いのではないでしょうか?
バリエーションも豊かで、体も温まるし、
お野菜もたっぷり摂れる頼りになるメニューですよね。
そして、そこに登場するお野菜の代表格と言えば白菜ではないでしょうか。
この白菜、
私たちの食生活に馴染んでいて和食食材のイメージが強いですが
英語ではチャイニーズキャベツと呼ばれています。
栽培地域も中国を中心に東アジアに多いのだそうです。
日本で作られるようになたのは明治時代に入ってからなので、
お野菜の種類としては比較的新しいようです。
そして注目すべき点は、そのヘルシーさ。
白菜は100gあたり14kcalと
野菜の中でも群を抜いて低カロリーであるにも関わらず、
中国ではお豆腐や大根とともに「養生三宝」といわれ、
薬膳や精進料理では健康維持に欠かせない食材として利用されているのです。
実際にどのような点で健康維持を助けてくれるのかというと、
がんを引き起こすもとになる体内の物質が活性化することを防いでくれたり、
消滅させてくれたり、免疫力を高めてくれたりするので
抗がん作用と予防作用が期待できます。
また、体内の余分なナトリウムを排出してくれるカリウムもく含んでいるので、
高血圧や脳卒中の予防に効果が期待できます。
このように、幅広い栄養素をバランスよく摂るのに適した食材が白菜です。
白菜といえば、お鍋や煮物、お新香で召し上がる事が多いと思いますが、
生のままで食べても美味しいんですよ。
私は白菜の一番内側の柔らかい部分は、
適当な大きさにちぎったり、
カットしたりしてベビーリーフなどと混ぜてサラダにします。
お鍋などで熱を加えて出る甘味も美味しいけれど、
瑞々しい甘味も爽やかでサラダのアクセントにもなります。
実は白菜はビタミンCを多く含んでいます。
それも、ビタミンCが豊富だと思っているリンゴなどの果物よりも多いのです。
ただ、残念なことにお鍋などで熱を加えてしまうと
ビタミンCは壊れてしまいますので
白菜の一番柔らかい部分はキャベツやレタスの代わりとして
生で使ってみるとビタミンCも効率よく摂取できる上にお料理の幅も広がります。
白菜を購入した日は、
新鮮なうちに内側の柔らかくて甘い葉っぱ部分はサラダで、
外側は熱を加えたお料理で召し上がってみてくださいませ。
これで白菜の良いところを丸ごといただくことができますよ。