ドライブへ出かけた。
その日の気温は、冬にしては穏やかだった。
晴天が目の前にパーッと広がり、
日差しはキラキラとしていて、まさにドライブ日和。
車内も外のぽかぽか陽気と連動していて少し暑さを感じるくらいだ。
ドライブを楽しんでいたのだけれど、
パートナーの「いい色に焼けそう」のひと言でハッとした。
夏のドライブと違って冬のドライブは、つい紫外線対策を怠りがちだ。
お顔は年中日焼け止めを塗っているけれど、
手の甲や足の甲などは、「冬だし。まぁ、いっか」と思ってしまうことがある。
肌の弱い私は日焼け止めと保湿は怠ってはならないのだけれども
つい、楽を選んでしまうのだ。
まずは、1年を通してザックリと紫外線について見てみてみましょう。
紫外線が最も多いのは5月から9月にかけて。
確かに紫外線が強いのは真夏だけれども、
その前後もきちんと対策しなくては肌に、
シミ、シワ、そばかす、皮膚がんなどの現象を招いてしまいます。
一方で紫外線は人間の健康にとって大切な役割も担っている事をご存知ですか?
紫外線を浴びる事でストレスを発散する事ができたり、
骨を強くするために必要なビタミンDを体内合成してくれたりもするのです。
紫外線の量は季節によって異なるけれど、
一日の中でも変化しています。
紫外線が一番多く降り注ぐのは10時から14時あたりまで。
そして、この時間帯に
一日の中の約60%の紫外線が降り注いでいるらしいのです。
肌を焼きすぎるのも美容と健康面の両方に問題があるけれど、
日焼けを完全に防ぐのも健康面を考えると良くないのです。
じゃぁ、どうすればいいの?!!と思いますよね。
年中日焼け止めを使用することを基本にして
季節によって日焼け止めのSPFとPAを調節して
肌や健康に悪影響が及ばないような対策をするといいのです。
※SPFとPAに関しては、また改めてお話しさせていただきます。
次にもう少し季節の的を絞って見てみましょう。
紫外線量は少ないけれど注意しなくてはいけないのは春の日焼けです。
今の時期(冬)は一年の中でも紫外線量が比較的少ないので、
私たちの意識だけではなく、
お肌自体も油断していて
紫外線に対する抵抗力が低くなっているのだそう。
そこに春に近づくにつれて徐々に増えてきている紫外線を
無防備な状態で浴びると真夏以上のダメージを受けるとも言われています。
「昨日までが冬」、「今日から春」という風に
季節の変わり目はきっちりと決まっているものではありませんよね。
春になったと感じた時には、
既にあなたのお肌は春の紫外線を浴びています。
ですから、完全無防備な状態を避けて過ごしておきましょう。
そして1年を通して注意しておくべきなのは曇りの日。
曇りの日は「まぁ、いっか。曇りだし。」と思いがちですが、
晴れの日の70%ほどの紫外線が降り注いでいます。
日焼けによって細胞が受けたダメージはリセットされずに蓄積されてしまうそう。
季節やお天気を問わず、自分のお肌に合う日焼け止めを使って
紫外線と上手にお付き合いしていきましょうね。
うっかりズボラさんになってしまった日の夜の私は、
いつもよりもビタミンCを多く摂れるメニューを選んだり、
いつもより多めに化粧水を付けたりしています。
あとは、私の細胞たちに「お願い!お肌を守って!」と心の中で懇願します。
まだまだ季節は冬ですが、
時々春のようなお天気の日もあります。
今年1年を肌トラブルなく過ごすために、
紫外線と日焼け止めについて
頭の片隅にいれておくきっかけになればと思います。