皆さんの食卓に玄米があがることはありますでしょうか?
玄米には豊富な栄養があることは知っているけれど、
硬いし、美味しくないし、消化も悪いし、手間がかかる。
というようなマイナスのイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思います。
だけれども、美容と健康の維持に意識を向けたときに
とても頼りになる食材のひとつなのです。
玄米は少し扱いにくいと感じることもありますが、
発芽玄米はそれらの扱いにくい原因が解消されているってご存知ですか?
そもそも発芽玄米って玄米と違うの?
という疑問がわくと思うのですが、少し違います。
そして、この少しの違いがとても大きいのです。
発芽玄米は、通常の玄米を水に浸して少しだけ発芽させます。
その状態を保っている、生きているお米なのです。
玄米が発芽するときに酵素が働くのですが、
この酵素が玄米を柔らかくしたり、
甘味が増す手助けをしたり、
消化吸収が良くしたりするのです。
同時にお米自身が成長する為に必要な栄養素がグッと増え、
その状態を保ちますので、とても栄養価の高いお米になります。
通常の玄米ですと、
いつもよりも長い時間水に浸してから炊かなくてはいけないけれど、
発芽玄米は白米と同じように炊くことができますし、
自分の好みで白米に混ぜて炊くこともできる点も便利です。
私は発芽玄米だけで食べる事はほとんどありませんが、
週に1、2回ほど白米に少しだけ混ぜて炊くことで
白米には無い発芽玄米ならではの栄養を摂るようにしています。
毎日では無いため、
購入する発芽玄米も少量ずつ小分けになっているものを選びます。
カレーや炊き込みご飯などの時は、
少し大胆に発芽玄米の割合を増やして炊きます。
リゾットやチャーハンにしても美味しくいただくことができます。
今、スーパーなどで出回っている発芽玄米は
どれも非常に食べやすいと思うのですが、
どうしても味に抵抗がある場合。
そして、抵抗があるけれど発芽玄米の栄養は欲しいの。という欲張りさんは、
白米+発芽玄米に、ほんの少しもち米を入れると
ふっくら、もっちり感が増しますし、甘みも増します。
このもち米を加える炊き方は、
食べきれずに古くしてしまった白米などを美味しくしたい時にも良いですよ。
肝心な発芽玄米の栄養が、
どのような事に効果をもたらしてくれるのかといいますと、
発芽玄米の中に含まれる「GABA」をはじめとする色々な成分が、
抗がん作用、痴呆症、動脈硬化、肝機能、腎臓
貧血、高血圧、高脂血症、結石の防止、脂肪減少、
シミ、シワの予防などの力になってくれるのだそうです。
これだ栄養価に富んでいて美味しいのであれば、
発芽玄米ライフにしてしまえばいいのに、と思わなくもないのですが
私はどんな食事にも合う白米も好きなのです。
そして、発芽玄米入りのごはんも美味しくて好きなのです。
毎日違うおかずを食べるように、
ご飯も色々なパターンがあると楽しいな、
そのような感覚で発芽玄米も楽しんでいます。
美容にも健康にも特効薬は無いように思うので
体にいいものを、どんな風に楽しむか。
楽しめたのなら美容も健康もついてくるような気がしています。