皆さんは脳内伝達物質のひとつで、
幸せホルモン、安らぎホルモンと呼ばれている「セロトニン」をご存知ですか?
女性にとってとても大切な物質で私たちの脳内で作られているのですが
男性と比べると女性には約半分程しかないのです。
女性のセロトニンはただでさえ少ないというのに、
生理周期などの影響でも増減を繰り返しますし、加齢によって激減する時期もあります。
このセロトニンが不足すると、冷え、便秘、ストレス、肌荒れ、無気力、
偏頭痛、不眠、イライラといった不調が現れるやすくなります。
これらを見てみると、確かに女性に多い症状ですよね。
セロトニンが脳内で十分に作られていると、様々な不調がなくなったり、和らいだりしますから、
どんな小さなことでも幸せに感じられたり、満足感が得られやすくなります。
その充実感が柔らかな表情や雰囲気となって表れるのだそうです。
簡単に言うと、女性がいつも笑顔でいるために欠かすことのできないセロトニン、
といったところでしょうか。
このセロトニンを簡単に増やすことができるのだとしたら、増やしたいと思いませんか?
早寝早起きなどの基本的な生活を整える事が大切だと言われていますが、
そのような事は誰だって理解しているし、そうしたいと思っています。
だけれども、そのような基本的な生活を整えることが難しい時期だってありますよね。
バランスの良い食事を、と言われても
今だって出来る事はしているという方も多いと思いますし、
新しくあれも、これもと言われたら覚えるのも、生活に取り込むのだって大変です。
少なくとも私は頭がパンクしてしまいます。
ですから、今回はどのようなライフスタイルの方でもセロトニンを増やせる
簡単な方法のみをご紹介したいと思います。
もちろん、セロトニンを増やすだけではなく他の好影響もたくさん兼ね備えているものです。
【幸せ&安らぎホルモン・セロトニンを増やす方法】
◎深呼吸をする
たくさんの酸素が取り入れられて、セロトニンの分泌量が増えます。
朝起きたとき、休憩中、眠る前、
キッチンでフライパンが温まる間、洗い物をしながら、
いつだって出来る深呼吸でセロトニンを増やしましょう。
◎しっかり噛んで食べる
同じことを繰り返す運動がセロトニンの分泌量を増やします。
一般的には、この原理のもと「セロトニンを増やすには運動を!」と言われています。
運動をする時間や元気が残っていない場合は、
美味しい食事をしっかりと噛んで食べて栄養と一緒にセロトニンも手に入れましょう。
まずは、【いつもより5回多く噛んでみる】どうですか?
◎首をまわす
セロトニンは、脳の縫線核(ほうせんかく)と呼ばれる場所で作られているのだそう。
セロトニンの分泌を促すためには、脳の中を刺激する必要があります。
そこで行うのが首まわし運動です。
首をまわすと、たくさんの電気信号が発生して、
縫線核が刺激されセロトニンの分泌量が増えるそうです。
◎ストレッチ
頭を前後左右に倒して数秒程ずつ首を伸ばしましょう。
その後、右回り、左回りを無理のない回数ずつ、ゆっくりと回しましょう。
セロトニンを増やすだけではなく肩こりや眼精疲労の解消にもなるので是非。
この時に肩甲骨も一緒にほぐしてみてはいかがですか?
ダイエット効果までプラスする欲張りストレッチが完成です。
◎眠る前にホットミルクに蜂蜜をプラスして飲む
セロトニンは、トリプトファンを原料としているのですが、
これは食物からしか補給できません。
お肉、お魚、乳製品、大豆製品、発酵食品に多く含まれるそうですが、
これらの食品は日常の中で何かしら摂っているものだと思います。
更に効率よくセロトニンを増やすための一品が
ホットミルクに蜂蜜をプラスしたもの。
これを就寝前に飲みます。
牛乳に蜂蜜(ブドウ糖)が加わることで
牛乳のトリプトファンが脳の縫線核にサクッと届くのだそうです。
女性は一人で同時に何役もこなさなくてはいけないですし、
無意識に受けているプレッシャーやストレスも多いものです。
そして、ホルモンの入れ替えも激しい体の構造に加えて
セロトニンは男性の約半分。ちょっと不公平ですよね……。
イライラしてしまう時、そんな自分に落ち込まなくても大丈夫ですよ。
自分の性格や感情に問題があるわけではありません。
このようなホルモンの状態が女性の体の構造としてあるのです。
みんな、同じです。
男性の半分ですもの、ある意味、そのような状態になって当たり前。
とはいうものの、自分自身、毎日穏やかな気持ちで過ごしたいですよね。
お肌だっていつまでも艶やかでいたいですし。
それならば、幸せ&安らぎホルモンのセロトニンを少しずつ増やしてみませんか?
まずは深呼吸と、よく噛んで食べる事からいかがですか?
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