普段あまり口にしないものを無性に食べたくなることってありませんか?
私は時々、そのような状態になることがあります。
ヘルシーなものであれば気が済むまで食べればいいと思うのですが、そういう時に限って高カロリーなものだったりして、躊躇ってしまう事があります。
しかも、自分の気持ちに従って食べたにも関わらず、どういう訳だか満たされないという困った現象がおこることも。
そのような話を、その類のプロに漏らしたところ、少しだけ視点を変えてみるのも手なのだというのです。
走り出した好奇心を抑えられずに、身を乗り出して話の続きを待っていると、彼女は色々と教えてくれました。
食後の飲み物としていつも口にしている、といったような「習慣」があった上での「食べたい」「飲みたい」ではなく、
突如、これを食べたいと感じたときは、体に足りていない栄養を知らせるサインなのだとか。
いくつか例をあげてみると、
【とにかく甘いものが食べたい!】
甘いものが食べたいときは糖分が足りていないんだと思いがちだけれども、
この時に不足している可能性があるのは、タンパク質や炭水化物なのだそう。
タンパク質や炭水化物を少し口にしてみましょう。
【コーヒーが飲みたい!】
食後に必ずコーヒーを召し上がる方は習慣による「飲みたい」なので、不足している栄養素は無いようなのですが、
そうではない場合は、鉄分が不足して疲れやすい体になっている可能性があるそうです。
コーヒーは鉄分の吸収を妨げてしまうので、貧血気味の方は食前食後に飲むのはあまりよくありません。
鉄分を手軽に摂れるドライフルーツのレーズンを食べてみてはいかがでしょう。
レーズンが苦手だという場合もありますので、他に鉄分豊富な食品を記しておきます。
◇鉄分を多く含む食品……豚や牛肉の赤身、イワシや煮干し、
あさり、しじみ、牡蠣などの貝類、豆乳、枝豆、そら豆、納豆、レーズンなど。
【チョコレートが食べたい!】
チョコレートが食べたくなった時に不足している栄養はマグネシウムなのだとか。
マグネシウムが不足すると栄養が体に行き渡りにくいので、疲れやすくなったり、不安を感じやすくなったりするのだそう。
女性は生理前もマグネシウムが不足しがちで、チョコレートに手がのびてしまいやすいのだとか。
チョコレートにもマグネシウムは含まれているけれど、余分な糖質や脂質まで摂取してしまうので、
その様な時は、ナッツやゴマ、わかめなどを食べると落ち着くことがありますのでお試しくださいね。
【揚げ物が食べたい!】
揚げ物やスナック菓子を食べたくなるときは、カリウム不足が考えられます。
カリウムが不足すると体内に水分を溜め込みやすくなって体がむくみます。
揚げ物やスナック菓子も適量を楽しむのであれば問題ないと思うのですが、カロリーも高いので食べる量は気になりますよね。
その様な時は、カリウムが豊富に含まれているアボカドやバナナなどを食べると食欲と不要なカロリー摂取を抑えられますよ。
体は素直なので食べたいものを食べることで、必要な栄養を摂り、ストレスも除くことができます。
だけれども、間食が増えてしまって本来の食事から摂るはずだった、体に必要な栄養が摂れなくなったり、偏ってしまったり、
不要な栄養をドカ食いをしてしっまったり、といった体に悪影響になるような状態になるようであれば、
少し視点を変えて食べるものを敢えて変えてみる、のも手なかもしれません。
何かを無性に食べたい!と感じる時、お試しくださいませ。
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