季節の変わり目ですが、皆さんのお宅は衣替えを始められたでしょうか?
今でこそ無臭をうたう防虫剤が一般的だけれども、私が子供の頃は防虫剤の香りはキツイものでした。
季節の変わりめの衣替えの時期は、
お洋服から防虫剤の匂いが取れるのを待たなければいけないことも多くて地味に億劫だな、と感じていました。
季節の変わり目に外を歩いていると防虫剤の香りを振りまいている人に遭遇して、
「(あ、このお洋服、出したばかりなのかな)」と思ったりなんかして。
お洋服を食べてしまう虫の多くは、
昔はタンパク質(食べ物)を求めてキッチンに居たそうなのです。
この場合、お台所と表現した方がイメージが湧きやすいでしょうか。
時代とともに水回りの技術が発達し、
お台所の清潔さが保たれるようになり虫たちは居場所を失ってしまいます。
虫たちが次に目指した場所は、一年中、適温と湿度が保たれており、
食べこぼしや皮脂が残っている、お洋服が眠るクローゼットでした。
このような虫たちの習性がありますので、
季節の変わり目などにはきちんとお洗濯やクリーニングをして収納することでお洋服を守ることができます。
防虫剤を利用しているお宅では、半年用や一年用などを使い分けられていると思うのですが、
アロマオイルや石鹸も防虫剤になるということをご存知でしょうか?
用意していた防虫剤が中途半端に足りなくなった時や、
思っていたよりも早く防虫剤の効果が無くなってしまった時などにも使う事ができますので、
あなたの知識ボックスの片隅に忍ばせておいていただければと思います。
アロマオイルなどの天然成分の多くは、香りで虫を殺すのではなく、
虫の嫌いな匂いによって虫を寄せ付けないという仕組みです。
アロマオイルで、特に虫除け効果があるものは、ラベンダー、ユーカリ、ペパーミント、ティートゥリー、
ゼラニウム、シダーウッドなどが挙げられているのですが、
これらのオイルをお持ちの方や、お好きな方は、香りを楽しみながら防虫効果を得ることができます。
私は無臭タイプの防虫剤を使っているのですが、
クローゼットを開けた時に、ほんのりとアロマが香ると癒されるので
いくつか好きな香りをミックスして使っています。
先日、防災グッズとしてもご紹介したティートゥリーは、ここでも登場します。
アロマオイルの中でもティートゥリーは、本当に万能オイルです。
使い方は簡単です。
アロマオイルの香りを染み込ませたものをクローゼットに入れておくだけです。
私はアロマプレートにオイルを染み込ませてクローセットに置いています。
専用プレートなどが無い場合は、
オイルを染み込ませたコットンをきれいなコットンで挟んで置いてもOKです。
クローゼット内の環境や広さにもよりますが、
アロマオイルの香りが無くなれば虫よけ効果も無くなるので、
場合によってはこまめにオイルを足す必要があります。
アロマオイルを準備するのも、こまめに足すのも、何だか面倒だなという方は、
お好きな香りの「せっけん」を防虫剤として使う方法がおすすめです。
頂いたけれど、使っていない「せっけん」が眠っていませんか?
布や和紙で包んだり、茶葉を入れる不織布のパックをお使いの方は、茶葉パックを使うといいですよ。
こちらも香りが無くなったら防虫効果も終わりなのですが、
「せっけん」の場合は表面を削れば、またすぐに効果を発揮してくれる点が嬉しいところです。
私はデザインが素敵で、なかなかすぐに使えない「せっけん」を
インナーなどを収納している場所に忍ばせています。
防虫剤を使うのも便利でいいのですが、「せっけん」の香りがほのかに香るのもいいものです。
防虫効果抜きで香りを楽しむもよし、
用意していた防虫剤が中途半端に足りなくなった時や、
思っていたよりも早く防虫剤の効果が無くなってしまった時などの
対処法として覚えておくもよし、知識を知恵に変えて自由に活用していただけたら幸いです。
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