移動の合間に欲しいものがあり、コンビニに立ち寄った。
必要な物はすぐに見つかった。
お目あての品物片手に、それ以上の用は無いにも関わらず、
つい店内をぐるりと一周してしまう、
あの行動はいったい何の仕業なのだろうか。
もしや、サブリミナル効果?
いや、店内をぐるりと一周してしまうのは急いでいない時だけだ、
などと一人、脳内劇場で呟きつつ外側は涼し気な表情をキープし、
速やかにお会計を済ませ、お店の外へ出た。
サブリミナル効果というのは、
潜在意識や、意識と潜在意識の境目に
何らかの刺激を与えることで表れるとされる効果のこと。
例えば、テレビ番組の合間のCM内に
視聴者が知覚できない速さや音量の映像や音を繰り返し組み込むことで、
視聴者の購買意欲を刺激して、CM商品の購入に繋げる、といったことです。
実際の効果については、心理学実験では否定されているのですが、
この効果を悪用され、良くない事がおこるのでは?と心配する声や
逆に、この効果を利用すると謳う商品の販売が行われていたりもします。
この辺りのお話は、また機会がありましたら……。
と、話が少々逸れてしまいましたが、それはさておき、
コンビニによって「おにぎり」と「おむすび」と呼び分けられていることに
今更ながら気づいたのです。
皆さんは、「おにぎり」と「おむすび」どちらの呼び名を使われていますか?
諸説あるようですが一般的に知られているのは、
三角の山型のものは「おむすび」で、
俵型や丸っこく握られたものなどは「おにぎり」です。
この「おむすび」は神様の力をいただくために、
神様が宿る山の形に整えたのだとか。
当時の日本人は、年神様は初日の出と一緒に現れて高い山からやってくるとしており、
その思いをお正月飾りにも込めていました。
今もそのような風習が受け継がれていることからもわかるように、
日本人は山を神格化していました。
一方、「おにぎり」は「にぎりめし」が転じて
「おにぎり」と呼ばれるようになったものだと言われています。
最近では楽ちんで、可愛くて、おしゃれな「おにぎらず」なるものまであって
バラエティー豊かになりました。
結局のところ、「おむすび」というのは三角でないといけないようですが、
「おにぎり(おにぎらず)」はどのような形でも良いということなのでしょうね。
私は「おにぎり」と言うことが多かったのですが、
自宅で握るものは三角形の山型でした。
たまには「おむすび」と言って、雅な気分で頬張ってみようかな、と思います。
みなさんのご自宅では、どのような形ににぎられていますか?
皆さんも美味しいおむすび、おにぎり、おにぎらずを召し上がれ。
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