幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

お洋服は、もっともっと自由に楽しめるもの。楽しんでいいもの。なりたい自分には、きっとなれますよ。

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私は何か考え事をしていて壁にぶつかると、掃除を始める。

その中にはクローゼットの整理も含まれていて、

その日も、一度頭の中をリセットしたくてクローゼットの前に立っていた。

お洋服を出し入れしたり、

お疲れさま認定をしてみたりしながら、

春先になったら新しくゆるっとしたラインのパンツが欲しいな。と思った。

出来れば動きやすくて、

真夏以外の3シーズン着用できるようなポンチ素材がいい。

そして、カジュアルにもきれいめな装いにも使えるもの。

だけれども、私の好みだと基本はきれいめ路線で、

パンツ自体のカジュアル度はそれ程高くなくてもよく、

とにかくきれいなライン重視のシンプルなもの。

自分の頭の中で様々なイメージが一つずつ形作られていく。

あれかしら?これかしら?こういうのはどうかしら?

そのような事に思いを巡らせる時間はとても楽しいものだ。

 

「こんなお洋服が欲しい」

という新しい願いや希望が出来たので、

私はいつもの如く手帳に書き込んだ。

自分の気持ちがはっきりと自分自身に届くからなのだろうか、

そう遠くはない未来に、そのようなお洋服と出会うこととなる。

 

その日の願いもあっさりと目の前に形となって表れた。

全て私好みなのだけれど、

初めからゆるっとしたデザインで作られているものは

私の体形にはどうもしっくりこないことを何となく感じた瞬間。

おかしくはないのだけど、そこはもう好みの問題で、

私の体形に合わせると、ちょっとカジュアル度が増してしまうというのか、

ゆるっとしすぎて、ちょっとだらしなく見えてしまうというのか、

そのような印象を受けた。

 

私はモデルさんのような体系ではないので、

そこかしこにコンプレックスがある。

だけれども、だからと言ってお洋服を楽しめないとは思っていなくて、

だったら、そこをどのようにカバーしつつ、

自分の一番好きなスタイルを楽しもうかな。

そのように思考をチェンジする。

お洋服に自分を合わせるという方法もあるのだけれど、

私の場合は、あくまでも自分主体の試行錯誤。

 

私はゆるっとしたラインのパンツ探しを一度中断し、

極々ベーシックな私好みのパンツを探すことにした。

路線を変更したわけではなく、あくまでも目指すはゆるっとライン。

極々ベーシックなものも、なかなか思うようには見つからないのだけれども

運よく見つけることができた。

販売員さんの「ジャストサイズはこちらです」、の声をやんわりとお断りして

本来のサイズよりもワンサイズ上げて穿いてみると、

私にとってはゆるっと感が絶妙ではないか。

だけれども、このままではやはり大きくて

お洋服に着られている感が全面に押し出されている。

 

もともとのデザインは足首辺りがキュッと細くなった

完全にきれいめ路線のものだったのだけれども、

私は潔く15センチほど裾をカットして8分丈くらいにモデルチェンジすることにした。

元々のデザインではなくなってはしまうものの、

太ももからほぼストレートラインで落ちる

少し今っぽさの感じられるシルエットに変身。

お店の方に驚かれつつ、少々申し訳ない気もしつつ、

「(でも、着るのは私)」と思い直して

既製品が半既製品、自分だけのオリジナルに生まれ変わって私自身はご満悦。

 

もともとお洋服というものは、

オーダーメイドで誂えでもしない限り、全ての人にピタッと合うわけではない。

その誤差を様々なアイデアと技術でカバーし、最小限に留められたものが

私たちが手にするお洋服だ。

お洋服を自分らしく楽しむための方法は山のようにあるので、

私がよくしている、このような方法は、最終手段のような気もしますし、

ある人から見れば邪道だと言われることもあるのかもしれないのだけれど

お洋服を着るのも、楽しむのも自分ですからね。

その辺りはゴーイングマイウエイです。

気に入って買ったけれど何だかしっくりこない場合も、

焦らずに思考錯誤を楽しんでみてはいかがでしょうか。

思い切ってプロのアドバイスを聞くのも良いかもしれません。

その手元にあるお洋服が持っている顔は一つではないですよ、きっと。

 

私もそうなのですが、

つい、お洋服のみのコーディネートだけに捕らわれて

見たり、考えたりしてしまうこともあるけれど

お洋服は、もっともっと自由に楽しめるもので、

楽しんでいいものだと思うのです。

 

なりたい自分には、きっとなれます。

 

もちろん、そうなっていく過程も楽しいものなので、

お洋服も含めて、毎日を丸ごと楽しんでいきたいですね。

今回の私の出来事を

「こんな邪道なことをするんだ」と笑っていただいてもいいですし、

「それは無いよー」と思っていただいてもいいですし、

「こんな風に邪道な事をしている人もいるんだもの。

私も、お洋服をもっと自由にわがままに楽しんでみようかしら」

と思っていだくのも、どれも大歓迎です。

あなたが感じた事があなたの答えです。

是非、あなたのゴーイングマイウエイを楽しんでくださいませ。

 

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