ポカポカと暖かい日が増えてくると、普段歩いている道の風景が少しずつ変わっていく。
桜の開花を心待ちにし淡いピンク色の桜をつい最近楽しんだばかりだというのに、
いつ間にか目にする景色には瑞々しい若葉が増え、ゴールデンウィークの話題まで飛び交う頃だ。
植物の成長が感じられる季節の変わり目は、
うかうかしていると季節に置いて行かれてしまいそうな小さな焦りも感じるけれど、
毎日、何かしらその時々の季節を感じられたら幸せだ、と思う。
そういえば、この時期はソバの種まきの時期。
ソバは成長が早い作物で種まきから収穫まで2、3か月なのだとか。
随分と前に仕事をご一緒した方のご実家が信州で、
夏や秋にはご実家から届いた出来立てのお蕎麦のお福分けを頂いていた。
「夏の蕎麦も秋の蕎麦も美味しいけれど、秋の蕎麦の方が味も香りも良い」と熱弁されていたけれど、
私にとってはどちらのお蕎麦も、普段口にするお蕎麦と比べると格段に美味しく、香りも良く、疲れた心身を優しく労わってくれる至福のお蕎麦だった。
その蕎麦どころ信州出身の方、
お酒が入ると信州の魅力とお蕎麦の知識を延々とご披露くださっていた。
何度かロックオンされて苦笑した記憶もあったり、なかったり。
だけれども、そのおかげでいつの間にか私もお蕎麦だけではなく、
その方の「ソバ知識」までお福分けしていただいていたことに気が付いたのは、随分と月日が経ってからだった。
健康や美容にも良いお蕎麦。
よく知られている効果、効能の中には、毛細血管を強くして血液をサラサラにすることで動脈硬化や脳内出血、高血圧などを防ぎ、
抗酸化作用によるアンチエイジング効果を得ることができる。
というものがあるけれど、この効果、効能を得たいのであれば、
更科蕎麦よりも「ルチン」という成分を豊富に含んだままの田舎蕎麦が良いのだとか。
また、この「ルチン」は水に溶けだしてしまう性質をもっているので、
是非、蕎麦湯も一緒に楽しむのがいいのだそう。
お蕎麦を頻繁に召し上がる方は、その日の気分でいただいても様々な栄養を丸ごと頂けるけれど、
私がお蕎麦を口にする機会はそれほど頻繁ではないので、
その時は、ここぞとばかりに田舎蕎麦でアンチエイジング効果をいただくことにしている。
もちろん、多少お腹がいっぱいであったとしても、蕎麦湯もいただく。
お蕎麦は肝臓や腎臓を守ったり、助けたりもしますし、
美容やダイエット、疲労回復などに欠かせないビタミンB群や食物繊維も豊富です。
その日の気分でアレンジしたり、サイドメニューを加えるのも楽しみのひとつ。
最近、お蕎麦いただいていないわ、という方。
お蕎麦も美容と健康の両方を欲張って取り込むことができるメニューです。
今の季節だと、まだ温かいお蕎麦かしら?
それとも、冷たいお蕎麦かしら?
お好きなアレンジで美味しくお召し上がりくださいませ。
画像をお借りしています。:https://jp.pinterest.com/
◆みんなが笑顔で過ごせるように、自分にできることを考えてみませんか。