私たちの日常を、ちょっぴり非日常にしてくれるイベントのひとつに
「縁日」や「お祭り」があります。
大人にも子どもにも、それぞれの「縁日」「お祭り」の楽しみ方があり
色々な思い出が残るシーンのひとつでもあるのではないでしょうか。
その「縁日」と「お祭り」、開催中の雰囲気はとても似ているのですが
それぞれ異なる意味を持った催しだということをご存知ですか?
当たり前のように私たちの生活の中に在る「縁日」や「お祭り」のことを、
この機会に改めて知ってみませんか?
あなたの記憶の中にある縁日やお祭りの景色や雰囲気を思い出しつつ、
のんびりとお付き合いくださいませ。
【「縁日」と「お祭り」の意味ってどう違うの?】
漢字はとても便利で、改めて「縁日」と「お祭り」の文字を意識して見てみると
何となく想像がつくかと思うのですが、
縁日は「有縁の日」の略で神様、仏様とのご縁を結ぶ日のことを言います。
お祭りは五穀豊穣を願ったり、厄災の退散を願ったり、神様や仏様、ご先祖様に感謝したり、
神様、仏様、ご先祖様に感謝をする日とされています。
「縁日」も「お祭り」も同じような屋台が並んで賑やかですし、
規模の大小はありますが賑やかな事には変わりないので
「縁日」と「お祭り」の違いに意識が向かない事が多いのですが、
自分が足を運んでいる縁日やお祭りが、どのような意味をもって行われているのか、
知ってみるのもいいのかもしれませんね。
「縁日」と「お祭り」の区別以外にも、その土地ならではの思いが込められていたり、歴史があったり、
受け継がれている意味などがあるのかもしれません。
【屋台などが出ている場所から何がわかるの?】
縁日やお祭りには欠かすことが出来ない屋台ですが、
この屋台がどこに出ているのか、ということからも「縁日」と「お祭り」を区別することができます。
縁日は神様、仏様とのご縁を結ぶ日なので、関係している神社やお寺で行われます。
ですから、縁日の場合は屋台が神社やお寺の参道にもズラリと並びます。
同じように屋台などが並ぶお祭りですが、こちらは祭事が行える場所や、お祭りとご縁がある場所で行われます。
【ちょっと知っておくといいかもしれない事】
このように、「縁日」と「お祭り」は異なる意味を持っているのですが、
どちらも賑やかな雰囲気ですよね。
だけれども、意味や目的が異なるので少し違った楽しみ方をすることができるのです。
縁日は神様が誕生した日や、
開祖の命日などが縁日の日にされていることがあります。
神様や仏様とのご縁がある日、ご縁を結ぶ日ですので、
この日のお参りはいつもよりご利益があると言われています。
もし、縁日に足を運ばれた際には屋台で美味しいものを頬張る前に、
お詣り(お参り)をされてみてはいかがでしょうか。
お祭りは、縁日と比べると規模が大きいことが多いですよね。
お神輿を担いだり、山車などがあったり、古くから受け継がれている踊り、舞いなどもあります。
お祭りは神様、仏様、ご先祖様に対して感謝を届け、
五穀豊穣、厄除けといった日々の幸せに感謝して願う日なので、
そのような事に想いを馳せてみるのも良いのではないでしょうか。
これから暖かくなってくると、縁日やお祭りが開催されるところも増えますね。
今年は、「縁日」と「お祭り」の違いも感じながら楽しまれてみてはいかがでしょうか。
今回も、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/
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