季節柄、汗ジミや汗のにおいケアに関する商品の話題が耳に入ってくる。
さながら「現代版、季節の足音」といったところだろうか。
こちらから追い求めずとも
耳に入ってくる情報からも季節を感じる事ができるのだ。
食後の腹ごなしに友人とバラエティショップを覗いていたときのこと。
お店に入るや否や、
各々、自分の興味のある物の所へと散っていくのが私たちのスタイル。
店内をひと通り見て回ったあと友人の姿を探すと
ある一角でじっと立ち止まっていた。
友人のそばまで行き、何か気になるものでもあったの?と声をかけると
出産を経験してからホルモンバランスに変化が起きたのか
ふとした時に自分の汗のにおいが気になるようになったのだという。
始めはそのうち元に戻ると思っていたらしいのだけれども、
戻る気配はなく、色々と試してみてはいるのだけれど、
どの商品も可もなく不可もなくで未だジプシー中なのだとも言っていた。
彼女の目線の先には多種多様な制汗剤がずらりと並んでいた。
汗のにおいケア商品というと、
汗自体を抑えて、においの元になる菌の増殖を抑えるものが多いのですが
使い方を変えると感じられる効果がグンと上がったりもします。
制汗剤は、素肌に直接つけることで、
制汗剤に含まれている成分が毛細血管を収縮させて
汗の分泌を抑えるものが多いのです。
ですから、制汗剤を使用する際には汗をかいてから使うのではなく、
汗をかく前に使用するのが効果的だと言われています。
そして、制汗剤を使用するタイミングでのシチュエーションですが
お出かけ前に使う方が多いのではないでしょうか。
特に、これからの汗や汗の匂いが気になる季節は、
シャワーを浴びてから制汗剤を使うという方も多いかと。
実はシャワーを浴びた後に制汗剤を使用しても、あまり効果は無いのだそう。
これは、既に汗や水分が汗腺を塞いでしまっており、
汗腺に制汗剤が届かないことが理由。
効果があったとしても長続きしないこともあるようなのですが、
制汗剤を使われている方は、心当たりありますでしょうか?
制汗剤が一番効果を発揮するのは、
入浴後の肌がきちんと乾き安定している就寝前が良いのだそう。
制汗剤を朝に使ってもいまいち効果を感じられないという方は、
就寝前に使用してみてはいかがでしょうか。
その場合、朝にシャワーを浴びても、
ボディータオルで制汗剤を洗い落としたりしなければ、
夜に使用した制汗剤は流れてしまわないそうです。
しっかりと汗腺を塞いで汗が出るのを抑えてくれる仕組みです。
日中、何となく効果が薄れてきたように感じるとき、
つい付け直しをしてしまいがちですが、
制汗剤は、使えば使うだけ効果が高くなる、というわけではありません。
例えば、制汗剤を頻繁に使っていると皮膚表面にいる常在菌を死滅させてしまいます。
常在菌が死滅してしまうと、
悪玉菌が増えて汗の匂いが強くなることがあるので注意が必要です。
制汗剤を使っているのに体臭がきつくなったと感じる方は、
この可能性があるので肌を休めてあげることが大切です。
また、汗腺が詰まってしまってる場合もありますので、
時々、メイククレンジングを使って制汗剤を使った部分をスッキリさせてしまいましょう。
【今回のポイント】
どの制汗剤を使ってみても効果がいまいちだと感じている方は、
・まず、メイククレンジングを使って制汗剤を使った部分を丁寧にスッキリと洗いましょう。
・そして、お風呂上り、しっかりと皮膚が乾いたことを確認してから制汗剤を使います。
・おでかけ前のシャワーの際には、ボディータオルやボディーソープで制汗剤を落としてしまわないように気を付けましょう。
・常在菌を死滅させないためにも制汗剤の使いすぎに気を付けましょう。
この辺りを意識して使ってみてはいかがでしょうか。
ひと口に制汗剤と言っても、様々な種類、形状がありますし、
汗のかき方や体質、においの強さによって、
より自分に合う制汗剤があります。
この辺りのお話は、また機会がありましたらお話させていただければと思います。
そして友人に柊希は何か使ってる?と聞かれ
私が答えたのは「デオナチュレのソフトストーン」です。
ストーンタイプからソフトストーンタイプへの移行はありますが、
かれこれ10年以上、お世話になっています。
使い心地や用途別に他にも所持していますが、これは自宅に欠かせません。
使うタイミングは汗が気になる時期に1日1回、
お風呂上りの乾いたお肌に密着させるように
薄く塗るだけで翌日の夜まで安心です。
コストパフォーマンスも非常に優秀です。
これは、ミョウバンが配合されているのですが、
ミョウバンは古くはローマ時代から世界各地で愛用される
世界最古の制汗デオドラントとして知られており、
古代ギリシャの歴史家「ヘロドトス」により記録が残されているほどです。
どちらかと言えば、制汗よりも汗のにおいに効果を発揮してくれる印象があります。
気になられた方は一度お試しされてみてもいいかもしれません。
外出先での「もしもの時」に備えておきたい時には、
メンソレータムから出ている安全性を重視したお肌に優しい
リフレアのミストをポーチに忍ばせておきます。
制汗力は低いのですがにおいを瞬時にシュッと消してくれます。
本来の使い方ではありませんので自己判断での使用にはなりますが、
お洋服に汗が付いてしまった時などにおいを心配してしまう時は、
私はお洋服にこれをシュッとすることもあります。
もちろん、生地の色落ち輪ジミが付かないか素材は吟味し、
色の濃いお洋服限定で、帰宅後はお洗濯をすることが前提ですが、
このようなシーンでもとても重宝するのでミストを選んでいます。
コンパクトですので応急処置アイテムとして頼りになります。
汗などは、例え周りが気にしていような状態であっても、
自分自身はとても気になるものですよね。
そして、ちょっとしたシーンで心配になったりもするものです。
そのような小さな心配がなくなるだけでも、気持ちは随分と解放的になります。
もし、悩んでいるわけではないのだけれど、
もっと快適に安心して過ごしたいと思われている方は、
使っている制汗剤の特徴を再チェックしてみたりして
ご自分に合った方法を見つけてみてくださいませ。
日を改めまして、特に汗ジミに悩まれている方向けの
制汗に特化した制汗剤をご紹介させていただきたいと思います。
これからの季節も爽やかに、軽やかに、まいりましょう。
関連リンク:
メンソレータム リフレア デオドラントミスト | ロート製薬: 商品情報サイト
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