今日も部屋を移動するたびにピッとエアコンの冷房スイッチを押す。
文明の利器に頼りすぎている自覚も、
体のためには一長一短であることはわかっているのだけれど、
こればかりは止められない。
こればかりはと言いつつ止められない習慣は多々あるのだけれど。
私は、一般的な平熱よりも低いため、
灼熱の太陽と共にじゅわーっと辺りに漂う夏色の熱よりも、
ひんやりとした室内くらいが丁度いいのだ。
そんな私を、周りにいる女性たちの多くは身震いジェスチャー付きで
聞いているだけで体が冷えてきそうだと言って眉をひそめる。
彼女たちを見回してみるとその多くが冷え性だ。
さすがに夏になれば口を揃えて「暑い」とは言うのだけれど、
その手足は冷却パック顔負けの冷たさで
クーラーの効いた店内などで10分も過ごせば、今度は口を揃えて「なんだか寒い」と言う。
女性にとっての冷え問題というのは季節を問わないものなのだと改めて思ったのです。
幸せのレシピ集内でも冷え対策関連のお話をさせていただくことがありますが、
「冷え方のタイプ」に関してはまだだったような気が致します。
今回はそのようなお話を少し。
冷え性だという自覚がある方はご自分の冷えパターンの確認に、
冷え性ではない方も女性は体の冷やしすぎに注意したほうが
美容と健康のために良いということはご存知だと思いますので、
ご自分の陥りやすいパターンの確認にお役立てくださいませ。
【内臓が冷えているタイプ】
平熱が低い、お腹や腰など胴回りが冷たい、風邪をひきやすい、体を冷やさないような格好をしているけれど体が冷たい、氷の入った飲み物を選ぶことが多い……など。
臓器がお疲れなのではないでしょうか。消化機能が弱く、新陳代謝も落ち、お腹や腰など胴回りが冷えています。
白湯を飲んで、内側から体を温めて血の巡りを良くしてみましょう。
血の巡りが良くなると胃や腸などの内臓が正常に動き出しますので代謝もあがり、体の体温も芯から上がります。
【筋肉不足タイプ】
浮腫みやすい、階段を上ると息があがる、下半身が太め、1日に歩く時間は30分未満、運動が苦手、仕事の9割はデスクワーク、疲れやすい……など。筋肉が不足している上に筋力が落ちているため、効率よく熱を作ることができていないため、体が冷えているようです。
まずは歩く時に背筋を伸ばして下半身の筋肉を意識して歩いてみましょう。
「眠っている筋肉よ!目覚めよ!!」なんて呪文を心の中で唱えながら楽しく冷え性改善を!
【薄着冷えタイプ】
おしゃれが大好きでショートパンツやミニスカートが好き、おしゃれの為なら冷房で冷えている場所でも生足派、首回りや手首や足首はしっかり出すスタイルが好き、半袖や薄いお洋服を着ていることが多い、一年間を通して下半身は薄着、下半身を締め付けるようなインナーやブーツなどを選ぶことが多い……など。ファッション重視のため体が常に冷えています。
下半身は大きな筋肉が多いため冷え切ってしまうとダメージが大きいですが、
温めることができれば美容と健康にとって心強いポイントです。
おしゃれのスタイルを変えたくない場合は、
寒い冬だけではなく冷房の効いた部屋で過ごす夏もカイロを上手に使って
冷え性を改善しましょう。
この時にカイロを貼る場所は腰!!
効率よく血の巡りをよくすることができます。
バッグの中に小さめの貼るタイプのカイロを忍ばせ、
必要な時に備えておくのはいかがでしょうか?
【血の巡りが悪いタイプ】
年中肩がこっている、頭痛持ち、年中目の下にクマができている、お風呂に入ってもなかなか汗が出てこない、肌が荒れがち、夕方になると顔色がくすむ、便秘や軟便、腰に違和感がある……など。※これが悪化すると次にご紹介する【足先や指先がキンキンに冷たい末端冷えタイプ】になります。不規則な生活や、ストレスによって自律神経や女性ホルモンがバランスを崩しており、血の巡りが滞っています。
まずは、自分の体が自分で体温調節ができるように
神経のバランスを整える必要があります。
半身浴を習慣にして不要なものを汗と一緒に体の外へ出しながら、
神経スイッチが正常に働くようにしましょう。
【足先や指先がキンキンに冷たい末端冷えタイプ】
手や足が冷たい、足が冷たくて目が覚める、お風呂で体を温めても足はすぐに冷える、運動不足だと感じる、夏は冷房か欠かせない……など。血の巡りの悪さが悪化し、末端を冷やしています。
お風呂で体をじっくりと温めることはもちろんですが、
足湯なども利用して芯から熱を取り戻しましょう。
暑い夏だからこそ油断せずに、意識的に体を内側から温めていきましょう。
今からの積み重ねが今年の冬のぽっかぽかを手助けしてくれるような気がいたします。
体もこころもぽっかぽかで過ごしませんか?
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