以前、顔文字のお話しをさせていただいたのですが、
皆さんは、「世界絵文字デー」というもがあるのをご存知でしょうか?
私は遅ればせながら先日知ったばかりなのですが、
7月17日は「World Emoji Day(世界絵文字デー)」として世界共通だというのです。
日本の携帯文化から生まれて世界へ羽ばたいた「emoji(絵文字)」に
記念日まで出来ていたとは恐れ入りました。
その記念日がどうして7月17日なのか、
これはApple社のカレンダーアイコンが7月17日に設定されているからなのだそう。
顔文字よりも言語の壁を軽々と超える絵文字は、
メールやSNSなどで当たり前のように使われるようになりました。
上手く言葉にできない気持ちを補足したり、強調したり、
ちょっとした気遣いを絵文字に乗せたりと、
絵文字が持つコミュニケーション力の力を借りる方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、絵文字は使う人の個性や感性が知らぬ間に浮き彫りにされるアイテムでもあるのですが、7月17日の「World Emoji Day(世界絵文字デー)」に、
世界各国ではどのような絵文字が一番使われているのか、Twitterから発表されました。
絵文字の産みの親でもある日本は、オープンな愛情表現が苦手だと思われているにも関わらず、
一番使われている絵文字はハートマークなのだそうです。
皆さんはいかがでしょう。ハートマークを使われる機会は多いですか?
言葉に出来ない思いをハートの絵文字に乗せているともいえるし、
可愛いから何となく使っているともいえるし、
真意の程は明らかではありませんが日本人にとってハートマークは重宝しているようです。
他にも情熱的なイタリアもハートマークが一番使われており、
フランスではハートに矢が刺さってるロマンティックなハートマークが一番のようです。
ブラジル、アルゼンチン、コロンビアといった南米で一番使われている絵文字は音符マークなのだそう。
南米の陽気な歌声がメールやSNSからも伝わってきそうですよね。
インドネシア、フィリピン、トルコは笑顔の絵文字の使用率が高く、こちらも国民性を表しているような結果が出ています。
少し心配になるような結果が出たアメリカ、イギリス、カナダで使用率が高い絵文字は、
残念がっているこちらの絵文字。
お疲れ気味の方が多いのかもしれませんし、国民性との繋がりがあるのかもしれません。
はっきりとした分析結果が発表されているわけではありませんが、少し興味深い結果だと思うのです。
日本人の心には察するという類の思いやりがあります。
全てをオープンにしたり、常に正面からぶつかり合うわけではないけれど、
察し合い、思い合い、いい距離感を保ちながら人間関係を和やかにする術を知っているとでもいうのでしょうか。
絵文字は現代のものだけれども、そのような古き良き日本の心が、
小さな絵文字にさりげなく封じ込められているように感じた「世界絵文字デー」の話題でした。
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