最近の私は食欲が落ちてきていることと、
細切れ睡眠になっていて体内時計が不安定なこともあり、
朝食に甘酒をフルーツとお野菜で作るスムージーで割る甘酒スムージーを飲んでいる。
もちろん甘酒は米麹から作られたもの。※甘酒に関するお話は下記リンクからどうぞ。
その日は甘酒スムージーを飲みながら、
ダイニングテーブルの上にカラーチップを広げてシャッフルしながら色を眺めていた。
カラーチップとは、色の見本帳のようなものです。
幸せのレシピ集の中でも様々な角度から話題にしている「色」。
色が持っている力や印象、人に与える影響は様々で奥深く、
私たちは無意識のうちに多かれ少なかれ色の影響を受けながら生活しています。
そして各色の好き嫌いの度合いは人それぞれではあるけれど、
その色に対するイメージはある程度同じで、色感覚を共有することが出来ています。
だけれども、このイメージは国によって異なることをご存知でしょうか。
例えば、「白」。
私たち日本人であれば、清楚なイメージ、神聖なイメージを抱きがちですが、
欧米では負け、降参といったイメージ、
中国やベトナムでは不吉なイメージ、お葬式のイメージを持たれる色なのだそう。
爽やかな風に揺れる新緑をイメージする「緑」は、
日本では癒しやエコを連想させる色ですが、
お隣の中国では不貞を、
イスラム国では聖なる色、国の繁栄を表す色として扱われていたり、
欧米では、未熟さ、嫉妬、毒などを連想させる色。
日本では幸せや明るいイメージを持たれることのある「黄」は、
欧米では、裏切り者や臆病者を表していて、
イギリスに至っては不快さ、異常さを表す色。
中国では皇帝を象徴する色、美しさや中立を表す色であり、
国によって180度イメージが異なります。
このような経験はありませんか?
海外で発売されている日本の商品を目にした時に、
パッケージカラーやデザインに大きな変更が加えられていて違和感を覚えること。
あの違和感こそが、各国が持つ色のイメージの違いです。
もちろん、共通イメージが全くないというわけではないものの、
日常的に感じとるイメージには、
各国が持つ歴史的な背景や風習が影響しているのでしょうね。
自分の国ではポジティブなイメージの色であっても
国が違えばネガティブなイメージの色である場合もあります。
外国の方へ贈り物をする時などは、
予め、色に関する情報を得て贈るのも心配りのひとつになるのではないでしょうか。
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