幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

「嫉妬」や「羨ましい」という気持ちの奥には、目標や希望の欠片が潜んでいることがある。

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友人とSNSを通してお喋りをしていたときのこと。

少しの沈黙の後に、彼女がこんなことを漏らしたのです。

人に対して嫉妬したり、羨ましいと思ってしまうのだと。

彼女はさらに続けます。

表には出さなくても、それぞれ何かしら抱えているのだろうということは

頭では理解しているけれど、気持ちがついていかないと。

どうしても自分と相手を比べて相手の方が上手くいっているように見えて落ち込み、

次は、そんな風に周りを見て落ち込んでいる自分に落ち込むのだとも。

私は自分の感情をこうして話すことが出来る勇気を持っている彼女を

とてもチャーミングだと思っていて大好きなのです。

 

きっと、誰もが人生の中で経験する感情。

何をどう比べて落ち込んでしまうのか、

その原因や理由は性格や置かれてきた環境によって十人十色なのでしょうけれど、

その感情が沸き起こることそのものは特段変わった事ではありません。

悪いことでもなければ、劣っていることでもない。

むしろ、周辺で起きている状況を見渡し、観察し、

自分の現状へも目を向けることができるからこそだと思うのです。

 

だけれども、悪い事ではないと言われても、

そのことで落ち込んだり、胸を痛めたりしながら過ごすのも辛いものですよね。

できることなら毎日、笑顔で過ごしたいですもの。

落ち込んだり、胸を痛めている時の魔法の視点は、「自分自身を観察してみよう」です。

自分の感情を少し離れたところから観察してみます。

 

どうして羨ましいと思ったんだろう。

何が、どんな状況が羨ましかったんだろう。

羨ましいと思ったとき、私は他に何を感じていたのかな、と。

その過程は、誰に見られるわけでも見せるわけでもないのだから、

人に言えること、言えないこと、何だって思っていいんです。

私が持っている自分だけのルールにこのようなものがあります。

ちょっぴり悪い自分が顔を出したら、

「あはははは、私、こんなこと思ったんだ」って笑い飛ばせばそれでチャラになるというルール。

思うように自分の感情を観察できないときは、

この柊希ルールを手繰り寄せて使ってみてくださいませ。

 

自分を否定しないで、ダメだと思わないで、足りないと思わないで、

ただ、観察してみませんか?

自分の目の前で上映されている映画でも観るかのような気持ちで。

 

そうすると、自分がどうなりたいのか。

何を求めているのか。

何を欲しているのか。

自分自身の目標や希望の欠片が顔を出す瞬間があるはずです。

もしくは、羨ましいと思って比べて落ち込んでいたけれど、

本当は羨ましいと思っていたわけじゃなかったことに気づかされることだってあるんです。

 

自分自身の気持ちって、本当に一筋縄ではいかないんですよね。

自分ってサラリと自分に嘘をつくことがありますからね。

自分の気持ちだというのに、感じ違いをしていることもありますし、

感じていないふりだってしてしまうんです。

私は、自分の気持ちが一番手強いんじゃないかしら、とさえ思っています。

だから、そのような時は深呼吸をして、観察してみるんです。

すると、もっと頑張りたいという前向きな気持ちが

「羨ましい」という感情で表現されていた、なんてことだってあって面喰います。

「羨ましい」という感情のずっと奥には、

自分の目標や希望が潜んでいるのかもしれません。

 

それに、自分以外の誰かを羨ましく思う時というのは、

一部分だけしか見えていないのに、

全てを見た気になって自分の理想のイメージとリンクさせていることがあります。

例えば、現代社会だとSNSから見る誰かの日常、

それはその人の全てではなく、ほんの一部にしか過ぎないのに、

一喜一憂してしまうこともあるかもしれませんね。

 

皆、各々なりの波があり、

その波に乗れたり、乗れなかったりしながら過ごしています。

だから、気持ちの軸は常に自分の中に。

自分と自分以外の誰かを比べて嫉妬したり、羨ましいと思ったときは

落ち込む前に自分観察スタートです。

きっと、少し天邪鬼な感情の奥に、

前向きな声が隠れているのではないでしょうか。

 

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