先日、新しいお店を開拓したくてぷらり天ぷらのお店へ足を踏み入れました。
丁寧な仕事が垣間見られる小鉢や天ぷらなどを順に楽しんで
ホッと一息ついたところで予想に反した本格的なフルーツパフェが運ばれてきたのです。
嬉しい誤算とはこのような事を言うのでしょうね。
わーっと目を輝かせてニンマリしてしまった時に感じた大将の視線。
してやったり!という表情もまた、あのような顔の事を言うのだろうな、と思いました。
そのような事を思いながらデザートのパフェを楽しんでいたのですが、
ふと、「しょっパフェ」の存在が頭に浮かんだのです。
皆さんは「しょっパフェ」をご存知でしょうか。
「しょっパフェ」とは、パフェグラスなどに、
お酒のおつまみを自由に重ねてパフェの様に盛り付けたものです。
ホームパーティーなどで似たような盛り付けをすることがあるけれど、
しょっパフェのようにボリュームのある豪快な盛り付けは、
ワタクシ未経験なので興味津々だったのです。
どのようなものなのかと言いますと、このようなものです。
※画像はシンプルなものが多いのですが、本来はもっと豪快な盛り付けのものです。
はじまりは、お酒のおつまみを自由に重ねて作るものとして、
提案、企画された「おつまみ」のスタイルだったようです。
しかし、次第に冷静パスタやお蕎麦、素麺などの麺をアレンジに加える方も出現し、
おつまみにも、食事にも、サラダにもできる
変幻自在な一品として楽しんでいる方が増えているようです。
甘いパフェに後押しされた私は、
数日後に自宅にあった小さめ(約150mlサイズ)のデザートグラスに
お刺身などの魚介をカルパッチョに仕立てて、
お野菜などと層にしてみました。
コンソメのジュレや冷製茶碗蒸しの層などがあれば、
よりおもてなし風になるのでしょうけれど
この日は日常の一皿だったので、重ねるだけのシンプルスタイルで。
何事も張り切りすぎてしまうと、それっきりになる事もあるので、
無理をせずに、自分の興味と楽しさを優先です。
またある日は、サイコロ状にカットした木綿豆腐と数種類の薬味を混ぜ合わせたものと、
中途半端に残った乱切り茄子の煮びたしをゼリー寄せにしたものを重ねてもみました。
しょっパフェを経験してみて感じたことは、「これはクセになりそうだ」です。
お皿に盛るにはボリューム不足かしら?と思うような一品は、
グラスを使って盛り付けるだけで、あっという間に問題が解決しますね。
時間に追われて、つい、いつもの器を手にとってしまいがちですが、
いつもと違う器を使ってみるだけでも、気分は変わるものです。
日常の中では制限されることが何かとありますが、
グラスの中は思っている以上に広くて自由です。
今日も暮らしの中に、ほんの少し楽しいことをトッピング。
あなたも、ご自分の気分や好き、感性をグラスの中に解き放ってみませんか?