お蕎麦は種まきの時期によって夏に収穫される夏蕎麦と秋に収穫される秋蕎麦があります。
どちらのお蕎麦もとても美味しいのですが、
そろそろ市場に顔を出す秋の新蕎麦は特に香り高く、お蕎麦の味を堪能できると人気です。
そして、秋の新蕎麦は味や質の持ちが良いそうで買い置きされる方も多いのだとか。
これは、以前お話させていただいたことがある、
お酒が入ると信州の魅力とお蕎麦の知識を延々とご披露くださる方からいただいた
「ソバ知識」のひとつです。
とはいえ、私の場合は蕎麦ツウと言えるほどではありませんので、
夏蕎麦、秋蕎麦共に、その時期の様々な味を美味しくいただいております。
お蕎麦の効能を丸ごといただくポイントは以前お話させていただきましたので、
今回は、「そば湯」のお話を少し。
お蕎麦もお店や使うお蕎麦によって味に違いがありますが、
そば湯にもその味の違いが表れていることにお気づきでしょうか?
お蕎麦の栄養や本来の旨みが溶けだしているので、
「そば湯を飲めば蕎麦屋の腕が分かる」とも言われています。
これは、お蕎麦のつゆをそば湯で割って飲むと、
つゆに使っている素材の味が際立つことや、
そば粉と小麦粉のバランスなどを感じることができることが理由です。
私がお蕎麦を食べるのは、お蕎麦屋さんよりも自宅でいただく機会の方が多いため、
そば湯も自宅で飲んでおります。
色々なお蕎麦を試した結果、
自宅ではそば粉の割合が高いものの方が味わい深く感じることと、
お蕎麦の効能を欲張りたいことが理由となり、我が家のお蕎麦は十割蕎麦です。
そば湯は、そのまま飲むもよし、
薬味とつゆをちょい足しして飲むもよし、
残ったつゆの器にそば湯を足してつゆの旨みごと味わうもよし、
そういえば、薬味とワサビを足して飲む方もいらっしゃいました。
時々、「そば湯を出されたもののどうしたらいいのか分からず手を付けない」
という話も耳にしますが、
そば湯は自分スタイルで自分好みの塩梅で楽しめるものです。
お嫌いでなければ是非、味わってみてくださいませ。
お蕎麦はアンチエイジング効果だけでなく、
体の肝心要であるともいわれている肝臓や腎臓の機能を助けたり、
血液をサラサラにしてくれたり、とても心強いメニューです。
秋の新蕎麦も美味しくお召し上がりくださいね。
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