クリーニング店などで耳にされた方もいらっしゃるかと思いますが、
お洋服に着いているお洗濯表示のタグが12月1日から
新JIS規格に従って新しい41種類の表示タグに変わるのですが、ご存知でしょうか?
専門職でない限り、毎日まじまじと見るということはないかと思います。
それでも折に触れて目にしてきたお洗濯表示タグですのである程度は、
パットと見ただけで表示が何を意味しているのか判断が付きますよね。
その見慣れた表示タグが変わりますので年末年始に慌てないように、
私と一緒に、新しいお洗濯表示タグを予習してみませんか?
実は、お洗濯表示タグのことはあまりよく分かっていなかったの、という方も大丈夫です。
新しく変わるこの機会にご自分の知識ボックスをアップデートしてしまいましょう。
かわいい絵で示されたお洗濯表示は、
そのお洋服をどのような洗剤で、どのようして洗い、脱水の仕方や、
干し方、アイロンを使う際の温度までの情報を、
小さなタグにギュッと封じ込めた取り扱い説明書のようなもの。
12月1日からは、この取り扱い説明書に使われる絵を
海外で使われているものと同じ絵にし、絵の種類を増やすことで
より適したお手入れが可能になるようです。
まずは、12月から使われる新しい表示をご覧ください。
画像出典:消費者庁
これまでは洗濯機洗いと手洗いは絵が異なっていたのですが、
全て桶の絵に統一され、桶の下に線があるか、無いか、何本あるか、で
洗い方や温度、強さがなどが表示されます。
他にもこれまではトップスシルエットで表されていた干し方ですが、
四角と棒線で表されるようになっていたり、
これまで無かった乾燥機を使うことができるかどうか、
どのようなドライクリーニングの方法が適しているのか、
ウェットクリーニング(クリーニング店による専門的な水洗い)が可能か、など、
表示もとても細かく分けられるようになります。
ちなみに、現在私たちが使っているお洗濯表示はこちらです。
画像出典:消費者庁
見慣れているという事もありますが、
海外で使われているものよりも現在のお洗濯表表示の方が
日本人が分かりやすい表示になっているように感じますね。
見慣れている表示、自分が重要視している表示がどのような表示に変わるのか、
照らし合わせながら確認してみてくださいませ。
それでも、少し見づらい、覚えづらいと感じられる方は、
消費者庁が子ども向けにお洗濯表示の説明資料を作っておりまして、
それを一部抜粋させていただいたので、
こちらでポイントを掴んでみてはいかがでしょうか?
画像出典:消費者庁
クリーニング店でもパンフレットやリーフレットなどを取り扱っていますので、
ついでの時に入手しておいてもいいですね。
私の予習にお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。
慣れ親しんだものが変わると慣れるまで少し大変ではありますが、
慌てず、のんびり、少しずつ、暮らしの中に取り入れていきましょうね。
画像出典:消費者庁ウェブサイト
関連リンク:新しい洗濯表示|消費者庁
画像出典:https://jp.pinterest.com/
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