少し前に、スパイス白湯のお話をさせていただきました。
様々な効果が得られるのであればと実践されている方もいらっしゃるかとは思うのですが、
中には、カレーに使うようなスパイスは苦手だという方もいらっしゃいますよね。
効果は欲しいけれど方法が合わない時の残念感はもどかしさを募らせるものです。
人と言うものは、どうしても新しいことの中に期待を寄せてしまいやすいのですが、
馴染み切って真新しさを無くしている身近なものにも
素敵なチカラはたっぷりと秘められています。
そこで、今回は和風スパイス白湯の王道とも言える生姜湯を
改めて、私と一緒に覗いてみませんか?
ただ、生姜湯の効能は既にご存知の方も多いかと思いますので、
その辺りは割愛させていただいて、
自分の冷えの状態に合った生姜湯を飲むタイミングをチェック!
という視点で生姜湯を覗きます。
【生姜湯作り】
生の生姜をすりおろし、お好みでお砂糖やハチミツ、レモンなどを加え、お湯を注いで飲みますが、毎日すりおろすのは少々面倒でもあります。そのような時はお料理にも使える粉末状のジンジャーパウダーや、チューブの生姜を使いましょう。まずは、続けることが大切なので、無理をせず、食材も無駄にせず、お手軽な方法で取り入れてみて下さいませ。
【あなたの冷えはどのタイプ?】
・朝に冷えを感じるタイプ
朝が弱く眠たさと寒さで体が思うように動かない、体が浮腫んでいる、頭も顔色も冴えない、お通じが良くないといった体の反応を感じる方は、体内バランスが崩れている可能性があるようです。このようなタイプの方は、朝一番に飲む生姜湯が効果的。体が内側からじんわりと温まりますので、血の巡りもよくなりますし、その日の体温の上昇もスムースに行われます。
・お風呂上りに冷えを感じるタイプ
お風呂で温まったはずなのに、お風呂から出た側から体が冷える方、いらっしゃいませんか?これは、冷え切った体で湯船に浸かることになると思うのですが、体と湯船の温度差が大きいため、体が芯から温まるまで時間がかかってしまいます。だけれども、冷え切った体は湯船の温度を実際よりも高く感じてしまい、体が温まりきる前に充分に温まったような気になって上がってしまいます。体の中心に氷を抱えているような状態なので、その氷がもととなり体を冷やしていきます。このようなタイプの方の場合は、お風呂に入る前に生姜湯を飲んで、体の中に「体温の素」を仕込んでおきましょう。体温と湯船の温度差が少なくなるので、体も温まりやすい上にゆっくりと湯船に浸かっていられるため、しっかりと体の芯が温められます。※体温の素と表現していますが、雪だるまを作るときの最初の雪の塊のようなもとだとイメージしてみてください。この体温の素を使って体が熱を作り出してくれます。
・ベッドの中で冷えを感じるタイプ
さぁ、寝よう。そう思ってベッドに入ったけれど、手足が冷たくて眠たいのに眠れない、眠りが浅いという方、いらっしゃいますでしょうか。これは、冷え性だという方に多い症状ではあるのですが、まずは、体の中で起きている仕組みも知っておきましょう。この状態は、体が生命維持を第一に考え、手や足から熱を奪い取り、内臓を温めることに使っているのです。この体の仕組みを知ると、冷えないカラダの重要性も理解できるのではないでしょうか。ベッドに入ってからも手足がなかなか温まらないという方は、寝る少し前に生姜湯をゆっくり飲んで、体の中に「体温の素」を仕込んでみてください。
生姜湯が苦手な方は、過去記事と被りますが上記のタイミングで
お好きな温かい飲み物を飲んで
体の中に体温の素、体を温めるキッカケを仕込むと良いと思います。
その飲み物を生姜湯にチェンジすれば、
生姜のチカラも借りることができるというのが今回の視点です。
ブームになった時に生姜湯を飲んでいたことがあるけれど、
そう言えば今は飲んでいない、と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
飲み方を変えると体の反応が変わるということも良くあることです。
続けていくうちに、温まった体温を保てる時間も長くなってきますし、
冷えないカラダは健康な細胞を維持するための土台ですので、
自分に合った冷えないカラダを保つコツを探してみてくださいませ。
今日も、あなた自身のために、
そして、あなたの大切な方々のために、ぽかぽかスマイルでまいりましょう。
関連記事: