どうしてこうも冬というのは冷えるのでしょうね。
体感を忠実に表現するならば、寒い季節というよりは冷たい季節の方がリアリティーがある。
そのようなことを思いながら今日も飽きずにキッチンでゆず茶を淹れておりました。
柚子を皮ごと細かく刻んでハチミツで煮たジャムのようなものを、
お湯で溶いて飲んだり、ジャム代わりに使ったりするだけなのですが、
あの柚子の爽やかな香りには毎回、癒されます。
今では国産のゆず茶も見かるようになりましたが、ゆず茶は韓国の飲み物。
そして柚子茶と書いてユジャチャと読むようですね。
何だか小さな子どもが「ゆずちゃ」と言えずに「ゆじゃちゃ」と言ってしまったような、可愛らしい響きですが、こちらが正しい発音のようですね。
柚子と言えば、冬至の日に入る「ゆず湯」も身近なものですが、
冬至の日に限定せずに、寒い日こそ、ゆず湯を楽しんでみませんか?
今回はゆず湯のお話を少し。
柑橘類の皮を入浴剤にする場合、
皮を乾燥させるなどといった手間を要することが多いのですが、
ゆず湯の場合、ゆずをチャポンッと湯船に入れるだけというお手軽さ。
そして、柚子の皮に含まれる天然の精油成分には、血の巡りを良くする効果がありますので、湯船に入れるだけで身体を芯から温めます。
芯から温まるので新陳代謝もスムースに行われるようになり、
いつの間にか凝り固まった筋肉もじんわりほぐれ、日頃の疲れや、冷え性も和らげてくれます。
それだけではなく、柚子の精油がお湯に溶けだしていますので、
精油が皮膚の表面に薄いベールをかけて、お肌の乾燥も防いでくれます。
他にも柚子の香りに誘われて自然と呼吸も深くなるかと思いますので
体中の細胞にしっかりと酸素も届けられるなど、ちょっぴりイイことを味わうことができる「ゆず湯」です。
アロマに興味はあるけれど精油(アロマオイル)を購入するまでには至らないという方は、
ゆず湯で天然アロマを体感されてみてはいかがでしょうか。
オイルを余らせてしまう心配も、香りが合わなかったらどうしようという心配もいりません。
12月に入ると入浴剤用に使うための柚子を置くスーパーも増えてきております。
見かけられましたら「ゆず湯ナイト」はいかがでしょうか?
冷えてまいりました。
本日もココロもカラダもぽっかぽかでお過ごしくださいませ。