休憩を兼ねてふらりと外出したときのこと。
自動販売機の前や薬局の片隅で栄養ドリンクをグビグビッと飲み干す男性、女性を
立て続けに3人ほど見かけました。
さすが、師走。
華やかで賑やかな時期でもあるけれど、今年も慌ただしさは容赦ないですね。
のんびりと辺りを眺めていたのですけれど、
私もまだまだ年内に済ませてしまわなくてはいけないことが脳裏をチラついております。
自分のやるべきことも済ませたい、
そして、思いっきり年末の楽しい時間も味わいたい、と思いつつ
皆さんも体のだるさや疲れが抜けきらないまま体に鞭打って過ごされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、このような時期を元気に軽々乗り切るためのポイントを3つに絞り、
さくっと簡単に覗いてみたいと思います。
ご自分やご家族のエネルギーチャージを効率よく行ってみませんか?
|体のだるさや疲れが抜けない時、体内で何が起こっているのか?
忙しいんですもの。
エネルギーをどんどん消費しながら過ごしているので、
エネルギー補給が必要なことは誰もが感じていることです。
ただ、食事をしたからと言って、すぐにエネルギー補給完了!とはいかないのです。
私たちの体は食べた物をエネルギーに作り変えて使っているのですが、
この食べ物をエネルギーに作り変える際にも
エネルギーの種類に応じた栄養素が必要です。
ですから、栄養バランスに偏りがあると食べているのにエネルギーが作られず、
全身の細胞がエネルギー不足になり、
だるさや疲れが抜けない、という症状が起こるのです。
|不足しがちな栄養素は何なのか?
この食べた物をエネルギーに作り変える時に必要になる栄養素がビタミンB群です。
ビタミンB群は複数の栄養素から構成されており、
どれかひとつだけでは効果を発揮しにくい特徴があり、
まるでチームプレイのように、それぞれが互いに助け合うことで効果を発揮するのだそう。
ビタミンB群は疲労回復や私たちが生きていく上でも
欠かすことが出来ない栄養素ですが、
ストレスや暴飲暴食、甘い物、シメの炭水化物の消化にも大量に消費されるため、
私たちが思っているよりも体内に不足しがちな栄養素なのです。
ちなみに、ビタミンB群というチームに所属している栄養素は、
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸、などがあります。
|楽しい時間を楽しみながら不足しがちな栄養チャージするポイントってあるの?
ビタミンB群を多く含んでいる食材はお肉(特に豚肉)やお魚、
レバーや玄米などの未精製の穀物類に多く含まれております。
ハードスケジュールや外食が続くときなどは、
自宅で召し上がるご飯に玄米をプラスして小まめにビタミンB群を摂取したり、
お肉やお魚をしっかりと摂取することが大切です。
外でのお食事が増える時も、これらの食材を含むメニューを意識して口にしたり、
シメや別腹と称して炭水化物や甘い物を口にするときには量を控えめにするなどして
「ビタミンB群を小まめに補うこと」と、
「ビタミンB群の消費を抑えられるシチュエーションでは抑える」
という事意識して過ごされてみて下さいませ。
カロリーを気にするあまり、
お肉を控え過ぎてしまってはエネルギーを作ることが出来ずに
体のだるさや疲れが抜けず、代謝も落ちてしまうという
残念スパイラルにはまってしまうことがあることも知っておきましょう。
踏ん張らなくてはいけないシーンと楽しいシーンが重なり合うシーズンですが、
賢くエネルギーチャージとエネルギーセーブを行っていきましょうね。