「クリスマスの花ってすぐにダメになるよね?」
これ、私の友人の言葉でございます。
サボテンも一週間程で枯らしてしまう、ある意味、強者です。
そのような彼女が言うクリスマスの花と言っているのは、
先日、こちらでも話題にさせていただいたポインセチアのこと。
彼女は、クリスマス気分を味わうべくポインセチアの鉢植えを毎年購入しているのですが、
クリスマス前には枯れてしまうため数鉢購入するのが当たり前になっているのだとか。
色に迷ってしまい数鉢という理由ではなく枯れた時のために数鉢と、切り花のような扱いです。
私はお花好きが高じ、少しだけフラワーショップのお手伝いを経験させていただいたことがあるのですけれど、
その時も国内外でこのようなお話をよく耳にしておりました。
きっと出回っている時期とフラワーショップでの説明不足が原因のような気がしております。
皆さんの中にもポインセチアを楽しまれている方がいらっしゃるかと思いますので、
今回は、ポインセチアを長く楽しむコツを覗いてみませんか?
|ポインセチアはとっても寒がりです。冬眠だってしちゃいます。
この時期、ポインセチアを玄関や玄関の外で楽しまれているお宅を目にしますが、
これは絶対にやってはいけないことです。
ポインセチアは寒さに弱く日向ぼっこが大好きなので、
日中は日当たりの良い窓際を好みます。
とは言え、夏のような日差しには弱いので、
直射日光を当てるよりはレース越しのような日光浴をさせてあげて下さい。
そして、この時期は夕方になると窓際は気温が下がります。
できれば、皆さんが過ごされるリビングの真ん中へ移動させてあげてください。
寒がりだというなら暖房やストーブ、ヒーターなどのそばがいいのかしら?
と思われた方、いらっしゃいますでしょうか?
ポインセチアは寒がりのくせに、直接暖房などの熱気を浴びることも苦手です。
是非、程よい場所に置いてあげてください。
|お水や肥料はどのくらいあげるもの?
ポインセチアの季節といえば冬というイメージがありますが、
実はこの時期はポインセチアは冬眠中なのです。
植物に冬眠?という声が聞こえてきそうですが、
ポインセチアには冬眠期と育成期があります。
ですから、冬はほとんど成長しません。
もし、クリスマスやお正月用に存在感のあるポインセチアを飾りたいという方は、
購入時に大き目サイズを選ばれると良いかと思います。
成長しない時期なので水分もそれ程必要ありませんので、
土の表面が乾いてきた時にお水をあげるくらいで十分です。
ご旅行や帰省などでお水をあげることが出来なくても心配ご無用です。
お水は鉢の中の土が程よく水分を保てるように、
まずはお水をたっぷりあげて鉢底から余分なお水を全部出してしまいます。
余分なお水は根っこを腐らせ、ポインセチアがダメになりますので
しっかりと水切りをしてください。
肥料は、あげたとしてもポインセチアはほぼ寝て(冬眠中)おり、
栄養は届きませんので春までお預けでOKです。
|春になったらどうするの?
ポインセチアが冬を越して温かい春がやってきたら外で育てて、肥料もあげます。
そうすると冬には見られなかったスピードで葉っぱが茂ってきますので、
自分好みに剪定しながら観葉植物として楽しみつつ次のクリスマスを待ちます。
この時期のポインセチアが冬眠中だなんて少し意外ですよね。
寒がりであることと、
冬のお水は土が乾いてきた時にあげるとう2点を知っていれば、扱いやすい植物です。
もし、ポインセチアはすぐに枯れてしまう植物だ、というイメージをお持ちだった方は
置き場所とお水のあげ方を再度チェックしてみてはいかがでしょう。
少しでも長くポインセチアを楽しむことができますように。
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