初春のお慶びを申し上げます。
皆さん、今日は空を見上げましたか?
昨日までと比べてみたところで何か大きく変わるわけではないのですが、
元日の空は、厳かさを含んでいて、ひときわ趣が感じられるような気が致します。
日本人は古より元旦に特別な意味を見出し、大切にしてきました。
お正月の行いの多くは、新しくいらしてくださった歳神様をお迎えし、
お祝いすることで自分自身もまた新しい一歩を踏み出すきっかけでもあります。
本当はお正月だけでなく、日々、刻々、
自分の気持ちひとつで生まれ変わらせていくことができるのでしょうけれど
自分一人ではなかなか……という場合でも、
こういう改まった機会があると、気持ちを切り替えるきっかけにもでき、ありがたいですね。
元日の朝の空のことを「初空」と呼ぶのですが、
まだ空を見上げていない方は、お雑煮を召し上がった後にでも見上げてみませんか?
あなたの見上げた空がすっきりと晴れ渡っていたのなら、
その空は吉兆のしるしと言われております。
もしも雨空や雪雲が浮いていたのなら、
こちらは古より豊穣のしるしとして喜ばれてきた空です。
これから始まる一年を思い、初空を仰いでみてはいかがでしょう。
目の前に在る景色は、あなたが見たい景色です。
いろいろな視点でワクワク、キラキラとした景色を眺めてくださいませ。
こちらへ足を運んで下さる皆様のおかげで、
幸せのレシピ集は今年も無事に新しい年を迎えることができました。
ありがとうございます。
皆様と皆様な大切な方々が笑顔いっぱいの一年になりますよう
心からお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
かしこ
2017.1.1 元旦
柊希
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